episode.27・Hiroomi.Tosaka ページ28
「……明後日Aさんと食事に。」
さり気なーく視線を逸らしがら遠慮して言った瞬間
一瞬何言ってんのこいつみたいな雰囲気の空気がバッッと流れたと思ったら
“はぁぁぁぁぁぁあ?!”っていう叫び声。
隆二に至っては腹式まで使って。
「そんなの俺聞いてない!なんでデートなのに俺誘ってくれなかったわけ……」
「逆になんでデートなのにお前誘わにゃあかんのよ。」
「冗談だよ。でも、教えてくれてもよかったじゃん!」
たしかに。って思ったから、“聞かれなかったしー”っていう奥の手。
まぁ、奥の手になるのかどうかも怪しいけど。
「そんでそんで?どこ行くん?」
「……居酒屋。」
2度目の沈黙。2度目の叫び声。
さすがにうるさいから、“シ---ッ”とか言っちゃうわけよ。
まぁ、多分俺でも同じ立場だったら腹式使うかも。うん。
「居酒屋て!居酒屋てなんやねん!」
「臣ってもっとセンスある男だと俺は思ってた。あのご令嬢を居酒屋デートに連れてくの?」
「ひっぱたかれる前にやめなよ。臣。」
次々に出てくる言葉。
今回の件で俺に呆れてる直人さん。隆二は何の話してんだよって。
でも、健ちゃんと直人さんは隆二の言葉に頷いて
“この私をこんなところに連れてくるとはどういうつもりですか無礼者!”なんて言って絡んでる。
「……あの人が言うような言葉じゃないでしょそれ。」
「…まぁそうなんだけど。」
「しかも、Aさんが行きたいって言ったんです!」
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作者名:Layla x他1人 | 作成日時:2017年9月3日 11時