episode.11・Hiroomi.Tosaka ページ11
駐車場に着いて、それだけで分かる。
すげぇパーティーにお呼ばれされたわけだ。
周りには、柔らかそうなミニドレスを着てる人や、ピシッとしたスーツを着てる人。
さりげなく付けてるアクセサリーがかなり高級品。
靴もバッグも。ドレスとかスーツだって、ロゴが見えるものは大体全部ブランドもの。
特注品なんて身につけてる人がいるから目がくらむ。
そんな中、いかつい7人の男が歩いてくっていう光景はあんまり似合ってないけど。
まぁ、笑ってれば特に悪い印象は与えられないし
今回挨拶するのだって特定の人物とだけ軽く挨拶すればいいんだし。
そんなに難しいことでもない。
「あ、あの人俺好みなんすけど。」
「えー、俺あっちのやなー。」
「え、the日本!って感じの人が好みなんすか?」
岩ちゃんと健ちゃんはボソボソと女の趣味について語り合ってる。
そんなところをノソリと後ろから出てきて叱る直己さん。
“大人しくしてなさい。”なんて言うもんだから母親感MAX。
まるで父親みたいな顔して母親て。
「挨拶する人ってどの人なんですか?」
パッと頭を切り替えた岩ちゃんが直己さんに質問して、その質問に直己さんは周りを見渡してからあの人。って一瞬だけ指をさした。
若そう。
ヒゲとか生えてなくて、優しそうなおじ様って感じ……いや、お父様って感じ。
隣には腕を組んでやっさしそうに微笑んでる女性。
奥さん?
少しタレ目で優しそうってのが第一印象。
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作者名:Layla x他1人 | 作成日時:2017年9月3日 11時