episode.30・You ページ32
ーパリィンッッッ!!
「あ。…すみませんお気になさらず」
驚いた皆さんは一斉にこっちを見て
私は誰かが口を開く前に言い切った
話をしている最中なのに邪魔しちゃった……
───────焦りと罪悪感が私の胸をさらに締め付ける
急いでコップに手を伸ばす
「あ、零星さん触らないで。」
「いえ。割ったの私ですし。お話続けてください」
登坂さんに話しかけられて
悪いのは登坂さんじゃないのに、ムカついてて
敬語で突き放す
私のバカ。
ーツキンッッ!
……あ、指に刺さった
結構深くガラスが指に刺さった
大きな破片だったから血が流れているのはあっちからは見えない……
「あ〜!零星さん怪我しちゃった!」
はず。。。ではなかった
「は?」
「え。」
登坂さんの低い声が響く
驚いてえ。と答えれば破片を集めるのを手伝ってくれていた登坂さんが近づいてきた
「いや、これくらい大丈夫ですし。」
登坂さんのオーラに後ずさりしていると
「大丈夫?絆創膏あるけど。」
「え、、、っと。」
誰?このすごい美人な女性は……
ってか、、ち、近付かないで…
無理無理無理。怖いからやめてほんとに
───────女に関わるとろくなことが無い
だから、何されても言い返すこともせずに耐えてたんだから…
……だから来ないでよぉ!!!
「え、ちょ後ろ下がらないでよw」
うわ、笑った姿も綺麗な人ですね
胸の中で渦巻くこれは、小説やドラマでよく出てくる……
───────嫉妬
「ハァ…ごめんね、萩花ちゃん。貸してもらえる?」
「あ、はい。…あ、もぅこんな時間…夏恋行くよ。晴美達も!伶菜も待ってるし」
そのまま女性陣は戻っていく中
私と登坂さんはまだ追いかける側と後ずさる側でやってる
メンバーさんは私の代わりにガラスの後始末
……をしながら私達のことを見てる
「…登坂さん……なんですか。」
「……ハァ…ちょっと来てもらえます?」
1歩ずつだったのが急に早歩きになって私の腕を掴む
……私は私で自分だってしてることなのに登坂さんに敬語使われてショック
「ちょっと行ってきますわ」
「「いってら〜」」
行くって何処ですか…………
部屋を出てからまずされたのは指に絆創膏
「……どこ行くんですか。」
……無視…はなくないですか登坂さん
「…どこ行くの。」
「うん、決めてない。屋上でも行くか…」
敬語じゃなかったらいいの……?
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Layla(プロフ) - さこさん» 初めまして!昨日たまたま見つけてくださってありがとうございます!笑ハマるなんて嬉しいお言葉ありがとうございます!更新、楽しみにしていてください! (2017年8月26日 20時) (レス) id: 1030294c19 (このIDを非表示/違反報告)
さこ(プロフ) - 初めまして。昨日たまたま見つけて、読み始めたらハマっちゃったみたいで、次が気になって仕方ありません(^^)更新楽しみにしてます(^^) (2017年8月26日 19時) (レス) id: 997490eaeb (このIDを非表示/違反報告)
Layla(プロフ) - あやさん» 面白いなんて嬉しいお言葉ありがとうございます!早く書きたいとは思うのですが書きたいことがあってパンクしそうです笑途中から亀更新になったりするかもしれませんが是非!楽しみにしていてください! (2017年8月26日 9時) (レス) id: 1030294c19 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 凄く面白いお話でした!!早く過去にあった事が知りたいです!!更新頑張ってください! (2017年8月26日 7時) (レス) id: 8b3bfead09 (このIDを非表示/違反報告)
Layla(プロフ) - 広那さん» 読んでいただきありがとうございます!面白く思っていただけて嬉しいです!進展が早すぎるだろうか?など、色々考えながら書かせていただいています!頑張るので、楽しみにしていてください! (2017年8月25日 22時) (レス) id: 1030294c19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Layla x他1人 | 作成日時:2017年8月24日 3時