episode.19・Hiroomi.Tosaka ページ20
アラームの音でなんとか目が覚めた。
昨日はなんだかんだ帰るの遅くなったせいでまだ眠い。
起き上がって、ベッドから出て支度を始める。
海外行く時だってあるから、家に食料はほとんどない。
コンビニ寄ってもらったり、
昼飯だったりってなってくると卑しいかも知んないけど
差し入れなんかで腹は満たされる。
鍛えてっけど、不摂生な生活してんなーって。鍛えてっけど。
「あー、今日もボイトレあんだ。」
Aさんがトレーナーになる条件に、“極力毎日トレーニング”
ってのもあったらしい。
まぁ、昨日の感じだと言いそう。
熱血だなー。
そんなとこも別に嫌いじゃないのがなんか、あれだな。
まぁ、ボイトレ的にはたしかに1番手応えある相手。
俺らも俺らで、ここまで来ると
トレーナーさんも言うことなしみたいに頷いてたし最近は。
それなのにAさんと来たら、ダメ出しが多い。
それは、前までの人達が嘘ついてたのか
Aさんの高みが前までの人達より上なのか。
きっと後者。
彼女は、高望みして、それを叶えるタイプだ。
高望みだったなんて諦めるんじゃなくて何年かかっても頑張るタイプ。
現に、俺への難題もできること前提に言ってる。
絶対できるって自信もって、確信してる。
意外と、出来ないことを彼女は当たり前みたいにしてる。
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作者名:Layla x他1人 | 作成日時:2018年4月5日 14時