Believe Ⅶ[登坂広臣] (ページ27)

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episode.305・Hiroomi.Tosaka ページ27

「どうなんだろ。」

雪ちゃんの謎は分かんねぇし……ってか、謎があるのかも分かんねぇ。

ありそうだけど。……俺の直感があるっつってるんだけど。

「星波ちゃんが純粋過ぎて……」

「臣も思ったよね！あんな口悪いのにそんな反応すんの？！みたいな。」

「星波ちゃんの周りにいる人全員思ってんだよな絶対。」

「わかりやすすぎるもん。

……俺はさ、Snow and starsの謎が知りたいわけよ。実は深くないとか思えないし。

臣と零星さんのことが解決したんだからさ、こっち追求したくない？」

確かにかなり気になってるし知りたい。

ただ、そんなに深くまでつっこんでいいものなのかはよく分かってねぇし。

しかも、

「もし、恋愛系だったら星波ちゃん絶対傷つく。」

強がりだから何もなかった風にする可能性のが高いけど、それはそれで辛いだろうな～。

「もしそうだったら言えないよね～…。だからって叶わない片想いなんてさせたくないし。」

それに関しては多分、隆二は自分と重ね合わせて相手の気持ちを理解できるから言えるんだと思う。

でも、結局気になるもんは気になるし

あの強いオカマの謎はスッキリさせたい。

「……今度聞いてみない？」

知らぬ間に出た俺の質問に絶対一緒に聞く。って乗った隆二