Believe Ⅳ [登坂広臣] (ページ41)

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episode.177・Hiroomi.Tosaka ページ41

ﾁﾘﾝﾁﾘﾝっていう

鈴の音を鳴らしながら

ドアを開く

一店舗だけﾎﾟﾂﾝとある宝石点

見た目は白で中に入っても白

うっわ、眩しいSummer Dream Come Trueだねとか言って盛り上がってる

「あれ、登坂さん。」

そう言ってﾆｯｺﾘしてるのはいかつめなイケメン店主の桜田さんとその妻の柔らかい感じの桜田さん

「どうも。彼女の誕プレ買いたくて。出来ればお揃いで」

そうそう。って頷いてる隆二に苦笑しながら言えば美里さんが

ｻｯと用紙を持ってきて零星の印象とか細かいことを聞いてくる

いろんな質問に答えてからう～ん。。って悩む美里さん

「一つはブレスレットにして、もう一つはネックレスにするとか？

同じ宝石使ったり……指輪でもできるしそれだったら。飾りに見せかけておそろいみたいな」

今までの流れでﾊﾟｯと、出てくる美里さんに流石プロ。なんて思いながら

それいいっすね！って盛り上がる

同じものなら繋がってる感が芽生えるし、しかもそれがバレずらいとか俺らにとっては最高

付き合ってるって分かってたら別にそんなことしなくても良くね？なんてことも思うけど

妙なスリルがあるし、それで変に零星がファンに叩かれるのも嫌だし

「それなら、明明後日の次の日の朝に届けられるわ。もう少し早めがよかったら

まぁ、早くても明明後日だけど。どうします？」

明明後日の次の日が誕生日だから

「できれば明明後日がいいっすね。」

そう言ったらﾆｯｺﾘ笑って承りましたって言って

それからまた必要な話をして

ウィンドウの中にある宝石とかアクセサリーを見ながら

“あれはいちご飴。これはメロン飴”なんて言い出してる隆二を連れて外に出る

腹減ったって言う隆二の言葉に知ってる。って笑ってなんか食いに行くかって話す