Believe Ⅳ [登坂広臣] (ページ3)

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episode.142・Hiroomi.Tosaka ページ3

「まぁ、俺も登坂の話にはうなずけるところはある。

実際、零星も登坂も恋愛禁止じゃないわけだし、熱愛ってほどの騒ぎでもないかもな。」

これ否定すればまた話変わるけどな。って付け足してるHIROさんにその通りだと相槌をうつ

隣で零星も納得し始めてるし

「直筆の手紙でもいいすかね？」

って聞けば、あ、同じ事思ってた。決まりでいいな。って言うHIROさん。

便箋は用意してくれるらしい。

「よし、登坂はこれでOKだな。零星は今からまだ話すからな。」

仕事いけ。ってﾆｺｯとしながら言われて、ﾍﾟｺｯと頭を下げて社長室を後にした

多分、零星の正体がバレたことについての話してんだろうな

なんて考えながら隆二が待ってるであろうボイトレ室に向かった

っつっても、零星が来るまで出来ねぇんだけど。

って思って、そういや隆二何してんだろうな。なんて疑問抱きながら中に入ると

「針してたのか」

ちっこいソファで足曲げながら喉に針さされてる隆二

「あ、臣。」

「今市さん話さないで！」

零星も出来るんだろうけど、やっぱこーゆー時はこーゆーのを専門にしてる人が1番

「零星さんいつ来るの～」

「だから話さないでください！」

……まぁ、隆二にするのは誰でも大変なんだろうけど。

「ちょっとしたら来るんじゃない？」

そう言いながら、新曲の歌詞カードを開いた