Believe Ⅳ [登坂広臣] (ページ20)

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episode.157・Hiroomi.Tosaka ページ20

丁度絨毯とコタツがあって痛くはなかった

ただ、零星の行動に驚きはしたけど。

次の言葉を待ったけど顔真っ赤にして黙ってるから

俺から言葉を誘い出した

「押し倒したりして、そんなにしたかったの？」

そう言えば、真っ赤な顔をさらに赤くして目を泳がせた

いや、分かりやす。目泳がすとかして欲しかったんじゃん

「ん？」

ってさらに言葉をおびき寄せたらそれもあるけどっって言って目を伏せた

それもあるんだ。って思いながら次の言葉を待てば

「……なんで1人で雪ちゃんのお店行ったの？…後、女の人の匂いする」

「女？」

「うん。柔らかい匂いなんだけど…強い」

可愛いわがままに笑う前にきになったことを聞く

良くわかんなくて服の匂い嗅げば確かに臭う

特に右

でも、今日仕事で女の人と接触した覚えはないし

……雪ちゃんとこの濱口さん？しか考えらんねぇな

コーヒーとかシフォンケーキ運んできてくれた時の近かったし

「…雪ちゃんとこの店員の人がシフォンケーキとか運んでくれたときに付いたのかも」

って言えば一瞬硬直したあと

「シフォンケーキ？」

っていい出すから思わずん？って聴き返したら広臣が？…シフォンケーキ？！

って言ってｹﾞﾗｹﾞﾗ笑い出した

「頼んだの？！w」

「笑いすぎだろうが」

「だっ、だって！グラサン掛けたガタイのいい男がシフォンケーキて！」

ｹﾞﾗｹﾞﾗ笑う零星につられて考えれば確かに面白い

俺もひたすら笑ってﾌｩｰって息を吐いて

まだ俺の上に乗ってる零星の背中から抱きしめた

ぅわ。って色気のない声出しながら軽い体で俺の上に全体から乗っかる零星

「…嫉妬したの？」

「うん。…帰ってきた時右に抱きついたから」

「……今日零星上ね」

え？って言ってるあたり意味わかってないんだろうけど

零星が上に羽織ってたストールどかしたらなんとなく意味が理解できたらしい

から、

「自分で脱いで俺のこと脱がして」

っていう注文をした