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焼けたくない病 ページ29

side NAOTO




「死ぬ。」



俺の横でボソッの呟いたのは、我らがプリンセスA。


GUCCIのサングラスにGUCCIのキャップ、黒いへそ出しの服は背中がガッツリ空いてる。

細身のデニムパンツの腰には赤いカーディガンが巻いてあって肩にも俺の緑のカーディガンがかかってる。



「…暑くて?」


「いや、それに加えて焼けるから。」


「出た、焼けたくない病。アメコ行ってセブンでしょー。」


「はい。直人さん奢りで。セブンのセットアップも直人さんに買ってもらいます。」


「あんだけ日焼け止め塗ってカーディガンかけときゃ大丈夫。」


「分かってるんです。でも焼けるもんは焼ける」


「焼けるもんは焼けるって分かってんなら大丈夫。」



焼けたくない病は、Aの病気笑


透けるような肌はこれのおかげでもあるけど、元からあんま焼けない体質らしい。


それなのにここまでってどうよ。って感じだけど、焼けたくないらしい。


“痛いのも嫌だし黒いのも嫌。”そう言いながらやっと事務所のロビーから出れた。


30分以上ああしてた。


午後からオフだった俺ら。

俺がセブンに行くと伝えれば自分も行きたいしアメコも行きたいっていうから一緒に出かけることに。



「何飲む?」


「今日はハニーラテ」


「最近いつ行った?」


「んーとですね。先月隆二さんに奢ってもらったのと、先々月の先月さぁちゃんとデートしました。」




アメコに着いてから、俺は普通にアイスコーヒーにしてセブンに向かう。


この暑い中、ハニーラテチュ-チュ-しながら顔を綻ばせて洋服見てるA。


“インスタライブするー”なんて言い出して、インスタライブしながら洋服見てる始末。



「今は、ハニーラテ飲みながらセブン来てます。直人さんと。

セットアップしてくれるらしいんですよ。しかも買ってくれるらしいんですよ。」



キャーキャー騒いでるAを見てる俺の顔は誰が見ても鼻の下を伸ばしてニヤけてる変な人。


仕方ないじゃん。

可愛いんだから。



「Aこれはー?」


「え、可愛い。ちょ、これ持っててください。採点してもらいましょ。」


「採点?!」



渡したのは、緑のパーカーとデニムのズボン、キャップ、黒い靴下とスニーカー。


メンズ物の中から選んだそれは、大きさは置いといたとしてもすげぇ似合ってる。


もちろん、ライブ閲覧者からの声も素晴らしいもので、Aのために俺、一肌脱ぎました。

いつもだけど。

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Layla(プロフ) - 美紀さん» いぇいぇ、せっかく自分のお話を読んでくれている方ですから!ありがとうございます! (2018年6月7日 16時) (レス) id: 1030294c19 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 作者さんタメでいいよ美紀敬語とかいやだから (2018年6月7日 13時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)
Layla(プロフ) - 美紀さん» 最高だなんて、そんなこと言ってもらえて光栄です!ありがとうございます! (2018年5月19日 14時) (レス) id: 1030294c19 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 三代目は臣君と岩ちゃんと今市君寄りのオールでGENEは涼太君と亜嵐君と玲於君寄りのオール担当ですこの小説最高です (2018年5月19日 9時) (レス) id: 39e38305d9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Layla | 作成日時:2018年5月17日 0時

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