ラッパーの"彼" ページ5
今日は龍斗くんが1日いない
だからひとりぼっち。
なぜか、"猪狩蒼弥氏"のお宅で面倒を見てもらうことに
『お前、顔は可愛いけど笑ってねぇな』
猫の表情分かんのかよ
『作間がいないとすぐこの態度だよ』
〜回想〜
「がりさんほんとありがとう」
『全然良いよ、ほんと可愛いね!』
「もし橋もっちゃんから何か聞かれたら全部無視して良いからね?」
『え、あ、うん』
「じゃあ行ってくるね、ばいばいのん」
にゃ〜
いつものように頭を龍斗くんに擦り付ける
「良い子にしてるんだぞ〜」
そして礼儀がてら、がりさんの手を舐める
『思ってるより凄いお利口さんじゃん!』
『いって!!噛むなよ!!』
『なんで作間が居なくなった途端に態度かえんだよ!!』
そりゃあ寂しいからに決まってんじゃんか
『猫じゃらしでも遊ぶか?』
は?
『んー、ごはんとか?でもさっき食べたよな』
『運動?でも猫は運動なんてしないか』
『んー、寝る?俺が隣で寝たら引っ掻かれて終わりか』
━━━━━━━━━━━━━━━
今日の日記
今日は"がりさん"のところにのんが来た
龍斗くんは泊まりがけで出かけた
悩みながらも最後までのんの世話をしてくれたがりさん
ちょっと可愛くて
がりさんが結局途中で寝ちゃったから
がりさんの頭の横で寝てあげた
『え、なんで、猫、え、横にいる?』
やっぱやめよう
『あぁ、行っちゃった』
14人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Non | 作成日時:2019年8月22日 1時