旦那は後回しだバカヤロー! ページ8
〜前回のあらすじ〜
母「ま、どーでもいーけどさ、魔導士さん。早く旦那と息子…いやヘルバを助けてちょうだい。」
母親が発したその言葉の中に…Aの名前はなかった。
魔導士「いえ、まずは一番幼いAくんを救出…」
母「は?そんなのいらないから早く!旦那を最優先ね!」
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フィーブル「貴様…今すぐにでも殺してやる…」
母「え、ちょっ!」
もちろん母親は魔法はいっさい使えない。
母「ちょっと待って!わ、わかったわ!お金ならいくらでもあげるから!ね!」
フィーブル「貴様が手にしたはしたない金など要らん!今すぐだ…今すぐにAとヘルバを助けてこい。貴様一人でな…」
母「ちちょっと!無理言わないでよ!できるわけないでしょ!」
フィーブル「ならば貴様が死ぬまでだ。」
母「わ、わかったわよ!いきゃぁいーんでしょ!」
そう言って母親は二人の居る家の中へ駆けていった。
フィーブル「(まったくもってろくでもない母親だ。想像を絶したな…)」
魔導士「君。」
フィーブル「ん?我のことか?」
魔導士「あぁ君だよ。凄いね君。あんだけ最低で強情な人を動かせるなんて。」
フィーブル「いや、ただ脅しただけだ。ただ奴が魔法を使うどころか戦う勇気すらないボンクラ野郎だったからな。」
魔導士「ほんと。まったく酷い母親が居たもんだ。A君…可愛そうだ。」
フィーブル「あぁ…そうだな。」
と、その時玄関に人影が見えた。
フィーブル「ふぅ。ようやく戻ってきたか…ってうおおぉぉぉぉぉいいぃぃぃ!!!」
母「ん?あぁ。中二病さん。ほら。ちゃんと助けてきたわよ。」
フィーブル「なぁにが『ほら。ちゃんと助けてきたわよ。』だ!!!しかも誰が中二病さんだワレェ!!!我はヘルバとAを助けてこいと命じたはずだゴルァァ!!!( ;゚皿゚)ノシ」
母「だ、だってこの人が苦しそうだったから…」
フィーブル「ヘルバとAはもっと苦しんでんだバカヤロー!」
母「はぁ。救出なんてほかに任せればいいじゃない。ちゃんと専門の人だって居るんだし。」
フィーブル「だまれ罪人。貴様には喋る権利すらない。分かったらさっさと助けてこい。」
母「あぁもー!!わかったわよ!行くわよ!行かせていただきますぅだ!!(`┰´)ベェー」
フィーブル「ヘルバとAは無事なんだろうか…」
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レオ(プロフ) - アイスクリームさん» はい!承りました! (2015年7月22日 18時) (レス) id: 5ae5b28898 (このIDを非表示/違反報告)
アイスクリーム - 出来れば年近くて主人公S級魔同士にしてほしいです (2015年7月22日 18時) (レス) id: eee2425852 (このIDを非表示/違反報告)
レオ(プロフ) - アイスクリームさん» うっす!かしこましやした!!ヽ( ・∀・)ノ (2015年7月22日 12時) (レス) id: 5ae5b28898 (このIDを非表示/違反報告)
アイスクリーム - 別で男主でウェンディとの恋愛物書いてほしいです (2015年7月21日 23時) (レス) id: eee2425852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジョーカー | 作成日時:2015年6月4日 1時