ドラゴン様方の行方 ページ37
カナ「じいさん、青年って…Aのこと?」
村長「やはり分かりましたか。元から知っていたのか…勘づいたのか…どちらにせよドラゴン様はAを選んだ。それが何故か…ワシには今わかった気がします。」
ウェンディ「?」
村長「あぁ、依頼を忘れておりましたわい。えぇ今お話ししましたドラゴン様をあなた方に探していただきたいのです。」
カナ「なにか手掛かりになるようなものは?」
村長「そうですねぇ…」
シャルル「そもそもなんでドラゴンが居なくなって探してるの?」
村長「それは…あのドラゴン様方は我々の島をお救いになった神であられますのです。なのでその恩返しとばかりに住民たちはドラゴン様方の前にお供えものをしていましたのです。」
村長「ところがそれが気に触ったのか…いつしかどこかへ行かれてしまい…Aもあれから会えずじまいで…」
村長「せめてAに会わせてやりたいのですじゃ。」
シャルル「すごく我が儘なドラゴンね。」
村長「違うのです。あのドラゴン様方はただ特別な扱いをしてほしくないだけなのです。ただ人間と…一緒に暮らしたいのです。」
ウェンディ「いいドラゴンさんだねシャルル!」
シャルル「そうね。」
村長「手掛かりは残念ながら…」
?「なんだ客人か?」
村長「おぉシノか。」
シノ「やぁどーもどーも。はるばるこんな小さい島まで。どうぞゆっくりしてってください。」
奥からやってきたのは巨人マッチョのようなオッサンだった。
村長「ドラゴン様方をさがしていただこうとフェアリーテイルさんたちに依頼したんじゃよ。」
シノ「…((ピクッ」
今まで穏やかな表情で喋っていたシノだったが村長の話を聞くなりピタッた動作が止まり少し怒っているようだった。
シノ「父さん…」
村長「お?なんじゃ?」
シノ「ダメだ帰ってもらおう」
村長「なんじゃ急に?」
シノ「フェアリーテイルなんて…アイツが居るギルドなんて信用ならねぇ!第一なんでドラゴン様たちを探すんだ!あの方がたはここが嫌だから出てったんだろ!呼び戻すなんて失礼だろ!!」
村長「シノ、お前はまだ…あの事を引きずっとるんか。それにフェアリーテイルさんたちは大変頼りになると聞いておる。」
シノ「あんたたち、来てもらっといて悪いが帰ってくれ。俺はアンタらを信用できねぇ。Aが居るせいで…災難だな。同情するよ。」
カナ「なんだって…?(怒)」
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レオ(プロフ) - アイスクリームさん» はい!承りました! (2015年7月22日 18時) (レス) id: 5ae5b28898 (このIDを非表示/違反報告)
アイスクリーム - 出来れば年近くて主人公S級魔同士にしてほしいです (2015年7月22日 18時) (レス) id: eee2425852 (このIDを非表示/違反報告)
レオ(プロフ) - アイスクリームさん» うっす!かしこましやした!!ヽ( ・∀・)ノ (2015年7月22日 12時) (レス) id: 5ae5b28898 (このIDを非表示/違反報告)
アイスクリーム - 別で男主でウェンディとの恋愛物書いてほしいです (2015年7月21日 23時) (レス) id: eee2425852 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジョーカー | 作成日時:2015年6月4日 1時