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Five ページ7
「あらあら、良かったら上がっていく？」
「あ〜っと...、」
りぶはチラリとこっちを見る。
その目には、「どうする？」って書いてあって。
私は微かに、微かに頷いた。
「じゃ、少しだけ...」
_________________________
「あら、そうなの〜、」
「ええ。」
「この子、全く自分のこと話してくれないから寂しくてねえ…、」
あはは、そうなんですねえ...なんで笑うりぶの目は冷めきっている。
…我が幼馴染みながら怖いわ。
助けてくれようとしてるのは、伝わるわよ、
「ふふ、そうねえ...。あら、もう７時？りぶくんご飯食べてく？」
「あ、良いんですか？是非。」
「じゃあ準備するわね？」
そうね、りぶがいることで、私が傷つかなくて済むものね。
「りぶ、ごめん...ありがと、」
「ふふ、らしくないな…、」
「馬鹿。」
「へーへー、馬鹿ですよ。」
って、2人で笑いあった。
「Aー？ちょっときて。」
「は、はい」
母さんに呼ばれる。
りぶがいるから、酷いことはしないでしょう。
そう思ってりぶと目配せをして私はキッチンに向かった。
________ そんな甘ったれた考え、捨てなきゃいけなかった。
私はまだまだ甘かった、って。
後悔するのは、数十秒後 ... 、
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