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Twenty Seven ページ29
「なんでこうなった。」
「おれもわかんね。」
偶然の再会から約１０分が経過した。
今は、近場のファミレス。
「いやぁ、らいるさんもりぶさんも！凄いうまくなってて、僕付いて行くの精一杯で、」
「なぁにいってんだよまふ。お前の方が人気だろ！」
「そーだよ、、俺羨ましいんだからね…？」
「いやいやいやいや恐れ多いです！！！」
盛り上がる３人とは対照的に私とそらるは黙々と口を動かしていた。
謎の居心地の悪さがあり、食べてるチーズハンバーグの味なんてわかりゃしなかった。
「はな、それ、一口ちょーだい。」
「ええ…やだよ。」
「俺のオムライスと交換、ね？」
「ちっ、しょうがないわね。」
急に口を開いて、「あー」なんていうそらる。
何やってるのかしら。
「あーん、は？？」
「は？？？」
「え、だから、あーん。」
こいっ、つは、ほんと人目を気にしないなぁ。
ハンバーグを一切れフォークに刺して、そらるに差し出した。
私の手は何故かカタカタと震えていて。
あ、なんか緊張してるなって。
しかも、なんか遠いのかそらるの顔が不機嫌になる。
「ん、」
そらるに手を引かれて、持っていたフォークの先のハンバーグは、そらるの口の中に入っていた。
かぁぁ、っと顔が赤くなるのがわかる。
「な、なんでそういうことさらっとするかなぁ、」
「ん、なあにが？」
口の端をちろりと舌で舐めるそれは、
「か、確信犯だ」
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