Twenty ページ22
「ほーんとだよ!!伊礼くんひさしぶりぃ!!」
「うん、ろん、ちゃん。ひさしぶり。」
「お前ほんと体弱いよなぁ。」
「あはは、そらるも心配ありがとね。」
...まさか、全員知り合いだとは。
頭ん中が混乱してる、少し纏めよう。
私とりぶ、らいること亮が幼馴染み。
高1の時は、
そらると亮が1組
私とりぶが2組
ろんちゃんが3組
高2になって、
そらるとりぶが1組
ろんちゃんと亮が2組
私が3組
そして今、高3。
私とそらるとりぶが1組
ろんちゃんと亮が2組。
…うん、こんな感じだったはず。
成る程ね、私とろんちゃん、そらる以外、面識があったのね。
「はぁ…、」
「どーしたの?」
「あー、んー、荷物まとめてくるわ。」
「え”っ、A引っ越すの?今の家、折角りぶとも僕とも近いのに...。」
「うん、その、ね?」
「あ、ぁ、うん、」
りぶにも、亮にも。
何度も何度も相談してたからなぁ。
きっと察してくれたんだと思う。
「えっえっ、花ちゃん何かあったのっ?」
「ん、いや、まぁね、」
それだけ言って、私はその場を立ち去った。
正直、この雰囲気に耐えられなかったから。
亮、相変わらず弱虫でごめん、
なんて
119人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ