Thirteen ページ15
ぱぱっと体を洗って、お風呂を上がる。
体を拭いて、下着を着けて そらるが用意してくれた服に袖を通す。
黒のTシャツに白のロゴが入ってるおしゃれなやつ。
ズボンは、短いスウェット生地のやつ。
全部全部そらるの香りがして、どきんどきん って心臓が脈を打った。
…こんなのでいちいち緊張してたらダメだ、
早く慣れなきゃ。
タオルと下着が入ってたケース?のゴミを持って脱衣所を出る。
リビングに入る前に設置されてるゴミ箱にゴミを投げ入れた。
あ、入った。
「よっしゃ、」
って、何やってるんだか。
少し急ぎ足でリビングに向かう。
「そらる、」
「おー、おかえり。ご飯できたよ、食べよ」
「何から何まで、、明日から、少し位は手伝わせなさいよ?」
「んー、考えとく。」
「ばか、」
そらるは微笑んで私の髪を撫ぜた。
髪はまだ湿ってて、そらるに撫でられるたびにぱらぱらと落ちていく。
「は、早くご飯!」
「はいはい。はなはそっちね。」
リビングダイニングの一角にある4人用のテーブルに腰掛ける。
…椅子の座り心地良すぎ、
「「いただきます。」」
そららが作ってくれたご飯はやっぱり美味しかった。
女子として、悔しいくらいにはね。
「おいし?」
「ん、美味しいわよ。」
「ふふ、よかった。」
にっこにっこと頬の筋肉を緩める彼の顔が可愛くて、なんと無くデコピンした。
「いっ、いた、」
「ふんッ」
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