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「ねぇ!真波聞いてる!?」




真『はいはい、何回もね』





「王子だよ!あれは絶対王子だって!!」









私が朝の出来事があってから、
この事を話すのは何回目だろうか。





心で起きている興奮がおさまらない。






だって、あんなに心臓が飛び跳ねるなんて!









顔を思い出すだけでも、
抱きしめられたときの感覚を思い出すだけでも。








あの運命的な瞬間を。









佑『A、真波、おはよ〜!』





「あ、すけ!」





真『佑亮、おはよう』






佑『Aはいつもより元気だし、
真波はなんか疲れてない?(笑)』





「そう!私、一目惚れしたの!!」





佑『なになに、一目惚れ??』




真『佑亮、こいつの相手してやって。
私、もう疲れた。初日から元気すぎる』









佑亮とバトンタッチした真波は
席を離れてトイレに行った。









佑『で、一目惚れしたの?』


「そうなの!もうね、凄く王子様みたいな人!」



佑『そんな人、この学校にいるの?(笑)』




「いる!いたんだよ!!」




佑『へぇ〜(笑)
あ、また今度教えてよ、その人!』




「うん!絶対!
あ、でも、名前とか聞くの忘れてた」




佑『ダメじゃん、それ!』




「だって、テンパっちゃってたからさ〜」





佑『まぁ、同じ学校だから見つかるでしょ?』






「そうだね!佑亮も手伝って!!」





佑『はいはい、わかったよ(笑)』









話がちょうど終わった時に、
チャイムが鳴って先生が入ってきた。









新しく私たちの担任になる先生が
話してる時も佑亮と真波とお喋り。






席が自由だから近くした。







まだ知らない人ばかりだし。








良かった、真波も佑亮も同じクラスで。

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作者名:ガリガリヤンキー | 作成日時:2016年7月23日 23時

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