51.construction ページ7
結局、午後の授業もボーっとしたまま終わり、
チャイムが鳴るとほかのクラスの四人が迎えに来た。
駐輪場までは、8人で行くけどそこからは各方面で帰る。
駐輪場を出る前に私はカイじゃなくてリョウガに
「リョウガ、ちょっと相談したいことある」
と小声で伝えた。
稜「相談？どうした？」
「帰ったら、LINEするから」
稜「お、おう」
「じゃ、バイバイ」
稜「じゃ、じゃーな」
カイじゃなくて、リョウガにした理由は特にない。
でも、落ち着くし感情的にはならないから
頼りなさそうだけど案外頼りにしてたり。
カイに行ったら真姫ちゃんに何言うかわからないしね。
家に着くとタクヤは少し寝るらしく
チャンスだと思いリョウガにLINE。
《 LINE リョウガ 》
[リョウガ、今、大丈夫？]
稜［大丈夫］
［帰り話してたことなんだけど］
稜［電話でいい？文打つのめんどくさい］
［いいよ、タクヤちょうど寝てるし］
稜［OK］
《 LINE通話 リョウガ 》
「もしもし？」
稜「で？話って？」
「そのことなんだけど、今日ねクラスの女の子に話しかけられたの」
稜「え、普通じゃね？」
「いや、リョウガたち以外と話さないからビックリしてさ」
稜「まぁ、話してるとこ見たことないな」
「でしょ？それでね、すごいモジモジしながら話してきたのよ」
稜「え、もしかして話したことなかったの？」
「うん、名前もうっすらしか覚えてなかったし」
稜「ま、俺もクラスの女子の名前わかんねぇや」
「ほら、みんなそんなもん。
でね、なんか話長そうだったし廊下で話したの。」
稜「ほうほう」
「そしたら、いきなりタクヤくんって好きな人いますか？って聞かれて」
稜「わ、マジ？」
「マジマジ。それでモジモジしてる理由はタクヤのことが好きなのかと思って、好きなの？って聞いたら、うんって言われて。」
稜「タクヤ、モテるな」
「の割に、あまり女の子と話さないじゃん？
だから、話せるように協力して欲しいって頼まれて。」
稜「え、まさか受けたの？」
「だって、なんか嬉しそうにウルウルしてたから断れなかったと言うか...」
稜「自分が彼女だ、ってことは？」
「言えてない」
稜「マジか〜、どうすんの」
「それを相談したの、リョウガに」
稜「あ、なるほどね。
てか、まず断らねーとだろそれは。」
「しょうがないじゃん、断れない性格なの」
稜「いや、まぁ俺もだから気持ちはわかるけど...」
困った様子の、リョウガ。
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もぐめぐ(プロフ) - はい！ありがとうございます♪またコメントさせていただきます♪期待してます！！ (2016年1月28日 23時) (
レス) id: df13021ef4 (このIDを非表示/違反報告)
ガリガリヤンキー(プロフ) - もぐめぐさん» コメントありがとうございます！嬉しいです、読者様のご要望にお答えできるよう、更新頑張ります！1、ですね。また、コメントしてくださいね(^○^) (2016年1月28日 22時) (レス) id: 8487406707 (このIDを非表示/違反報告)
もぐめぐ(プロフ) - 前からこの作品を見ているんですが、更新が毎回楽しみです！私は1番です！続きが気になります。急に失礼いたしました。 (2016年1月28日 20時) (レス) id: df13021ef4 (このIDを非表示/違反報告)
ガリガリヤンキー(プロフ) - や」さん» ありがとうございます(^○^)更新頑張ります！ (2016年1月25日 19時) (レス) id: 8487406707 (このIDを非表示/違反報告)
や」(プロフ) - 面白いです (2016年1月25日 0時) (レス) id: ef065be34b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ガリガリヤンキー
| 作成日時：2016年1月16日 12時
