62.distance ページ18
朝、腫れて重たい目を開けると隣にタクヤがいないことにまた寂しさを感じ涙が出そうになった。
学校に行ったらもっと泣きたくなるだろう。
でも、強くならないと。
席、どうしようかな...
私は、学校に行く用意をしてコーイチと
いつも行く道を一人で歩いた。
コーイチには何も連絡していない。
だから、案の定
晃「なんで先に行くんや！」
自分の席で本を読んでいると、私の席の前でそう言うコーイチ。
「ごめんね、用があったから」
笑ってみせると
晃「明日は、ほってくなよ」
そう言うけど、私は
「ごめん、明日から一緒に行けないや」
晃「え？なんでなん？」
「委員会の仕事が入っちゃってさ」
晃「そうなんか？」
「うん、ごめんね」
晃「それやったら、しゃーない。委員の仕事頑張りーよ」
そう言って私の頭に手を置くと自分のクラスに戻って行った。
は、
と気づき、真姫ちゃんの方を見てみると
こっちに来いとみんなにはわからないように言っている。
何をされるかわからない。
でも、反抗すればタクヤたちが何かされてしまうかもしれない。
真姫ちゃんについていくと、中庭に来た。
背中を向けていた真姫ちゃんがこちらを向いたと思ったら
ﾄﾞﾝｯ
また押されて後ろにあった大きな木で背中を打った
「いた...」
倒れないように木に手をついたため尖っていた太い枝で手を切った。
血が大量に出てくる。
真姫ちゃんはそんなのはお構い無しに
真「コーイチくんと何話してたの」
「これから、一緒に帰れないって断ってただけ...」
真「そう。それでいいわ」
「...」
真「他の幼なじみの子たちとも関わらないようにね、わかった？」
「.......うん」
そう言うと真姫ちゃんは教室に戻って行った。
自分はさすがにこの状態じゃ教室には戻れなくて
保健室に向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 232人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もぐめぐ(プロフ) - はい！ありがとうございます♪またコメントさせていただきます♪期待してます！！ (2016年1月28日 23時) (
レス) id: df13021ef4 (このIDを非表示/違反報告)
ガリガリヤンキー(プロフ) - もぐめぐさん» コメントありがとうございます！嬉しいです、読者様のご要望にお答えできるよう、更新頑張ります！1、ですね。また、コメントしてくださいね(^○^) (2016年1月28日 22時) (レス) id: 8487406707 (このIDを非表示/違反報告)
もぐめぐ(プロフ) - 前からこの作品を見ているんですが、更新が毎回楽しみです！私は1番です！続きが気になります。急に失礼いたしました。 (2016年1月28日 20時) (レス) id: df13021ef4 (このIDを非表示/違反報告)
ガリガリヤンキー(プロフ) - や」さん» ありがとうございます(^○^)更新頑張ります！ (2016年1月25日 19時) (レス) id: 8487406707 (このIDを非表示/違反報告)
や」(プロフ) - 面白いです (2016年1月25日 0時) (レス) id: ef065be34b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ガリガリヤンキー
| 作成日時：2016年1月16日 12時
