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「そろそろ時間だ」
今日はクーデリアの護衛をしていた玲亜は仮眠程度で睡眠を済ませ、ほとんど寝ずの番をしていた。
バァン！バァン！
「銃声？！」
そんなところへどこからか銃声が聞こえてきた。
今日はこんな時間から訓練は入っていないし、第一今日は地球への出発の最終準備があるはずだ。
クーデリアの従者のフミタンも様子を見に、玲亜よりも早く外へと出ていってしまった。
｢玲亜、一体何が起きているのですか？｣
｢わかりません。様子を見に行ってきます｣
不用意に外へ出るなとだけ伝えて、玲亜はオルガたちの元へと向かった。
今日も誰かしら必ず外の見張りをしているはずだからだ。
｢さっそくで悪いが出れるか？｣
｢どういう状況？｣
｢分からねぇ。敵襲だと思うが、肝心の敵がまだ｣
｢了解｣
こんなタイミングで攻めてくるとは一体どこの誰なのか。
もし今日からのCGSの動きを知った上での攻撃だとしたら、敵の狙いは自然と絞れてくる。
玲亜は上着を脱ぎ下着だけになると背中の阿頼耶識システムを出し、MWに乗り込んだ。
｢やたらと敵が多い｣
なるべく弾をよけつつ移動していくが敵は弾数が多いようでどんどん撃ってくる。
｢ボカスカ撃ちやがって。金持ちかよ｣
なんとかこちらもラインを作って応戦するが、敵は弾数など気にせずに攻撃してくる。
｢来る｣
｢おいおい、あのマークギャラルホルンじゃねぇか！｣
煙幕の中から飛び出してきたMWには、この世の統制機関であるギャラルホルンの紋章がしっかり刻まれていた。
｢おいおい、冗談じゃねぇ。MSなんて勝てるわけがねぇ……｣
｢筋金入りの金持ちだってことね｣
MW同士の対戦ではCGS側の互角、もしくは優勢の状況はいとも簡単にひっくり返った。
MSの登場によって。
MSはMWよりも大きい分火力も大きく、いち民間警備会社であるCGSにはもちろんそんなものはない。
無理はしなくてもいい。
ただ三日月が来るまでの時間があればいい。
だからそれまで
耐えろ、生きろ。
続く言葉はなかった。
オルガが指示を出している今この時も敵は基地へと攻撃していく。
｢ダンジが！くそ！｣
｢足を止めるな！！｣
あと少しなのは分かっている。
それでも圧倒的な戦力差に抗えない。
｢オルガ、なんかこっち見てる！｣
｢まずい……！｣
いつもこうだ。
力のある者は力でしかねじ伏せない。
時代なんて関係ない。
だから結局こうなるんだ……。
｢終われねぇ！そうだろ、ミカ！！｣
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咲理 - カオリさん» コメントありがとうございます！作者の咲理です。今、更新に使っていたパソコンが壊れてしまい、更新できませんが必ず復活しますので応援よろしくお願いします！ (2017年3月20日 14時) (
レス) id: 4ad5d78520 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ - オルフェンズが大好きな高校一年生です。次の作品がよみたいです。 (2017年3月7日 13時) (レス) id: 6756fb5e0f (このIDを非表示/違反報告)
咲理(プロフ) - 紫恩さん» (人''▽｀)ありがとう☆更新も頑張る！ (2016年5月20日 18時) (レス) id: 91c3914dfa (このIDを非表示/違反報告)
紫恩 - お互い頑張ろうね！ (2016年5月18日 21時) (レス) id: aaa53fac67 (このIDを非表示/違反報告)
咲理(プロフ) - 紫恩さん» もうすぐテスト範囲発表だから頑張らないと…Σ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ (2016年5月16日 17時) (レス) id: 91c3914dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲理 | 作成日時：2016年3月24日 14時
