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｢本当に母のことを聞くためだけに私を探してたんですか？｣
｢その口ぶりだと俺の目的がそれ以外にあるようだがお前さんの読みは？｣
｢例えば私のことをギャラルホルンに突き出して、ギャラルホルンに恩を売るとか｣
玲亜の考えを聞くとマクマードは片眉を釣り上げ、ほうと言いながら威圧的に腕組みをした。
｢お前さんは自分の命が惜しいか｣
｢タダでは死ねません。これからもしかしたら私自身が鉄華団交渉材料になるかもしれないんですから｣
｢ハハハハハ！さすがは玲那の娘だ｣
何がそんなに笑うポイントだったのかは理解できないが、どうやらマクマードが自分を突き出すつもりではないことが分かると玲亜は安心した。
それに本当に家族について知りたかっただけなようで、それ以上何かを聞いてくることはなかった。
｢母と会ったことがあるっておっしゃってましたけどどういうことですか？｣
｢まだあんたが赤ん坊だった頃、玲那に会ったのさ｣
｢どうしてうちの母が？｣
｢未来の話をしに来たって言いに来たのさ。その意味が分かったのは最近だがな｣
マクマードの話では玲那はまだ生まれたばかりの玲亜と玲華を連れて、単身この歳星に乗り込んできたらしい。
｢当時はこんな若いのが俺相手によく言えたもんだと思ったよ｣
｢その未来の話ってなんのことですか？｣
｢若い者に投資しろとさ。それが1番儲かるとまで言われたさ｣
これだけ聞いても話の意味は分からないが、マクマードはこれ以上は自分で考えてみろと詳しい意味までは教えてくれなかった。
結局今のすぐには未来の話というものの正体は分からないが玲亜は時間も時間なのでイサリビに戻ることにした。
｢あんたの娘にも会えるとは思わなかったよ｣
｢この子の為にも今は絶対死ぬ訳にはいかないんです｣
｢まぁ精々ドジ踏んで死なねぇことだな｣
イサリビへ帰る途中の道でも玲亜は母親がマクマードにしたという未来の話について考えていた。
｢ねぇ三日月、今日マクマードさんに会ったことオルガにも言わないでくれる？｣
｢なんで？｣
｢私のことはいつか必ずきちんと全部私の口から話したいの。だけど今はまだどうやって話していいのか分からなくて｣
｢……わかった｣
三日月がオルガにも内緒にしてほしいというお願いを聞いてくれるとは正直意外だったが、自分からお願いした手前今更変更はない。
____未来の話っていうのも全部掴んであいつらに1発かましてやるんだ。
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咲理 - カオリさん» コメントありがとうございます！作者の咲理です。今、更新に使っていたパソコンが壊れてしまい、更新できませんが必ず復活しますので応援よろしくお願いします！ (2017年3月20日 14時) (
レス) id: 4ad5d78520 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ - オルフェンズが大好きな高校一年生です。次の作品がよみたいです。 (2017年3月7日 13時) (レス) id: 6756fb5e0f (このIDを非表示/違反報告)
咲理(プロフ) - 紫恩さん» (人''▽｀)ありがとう☆更新も頑張る！ (2016年5月20日 18時) (レス) id: 91c3914dfa (このIDを非表示/違反報告)
紫恩 - お互い頑張ろうね！ (2016年5月18日 21時) (レス) id: aaa53fac67 (このIDを非表示/違反報告)
咲理(プロフ) - 紫恩さん» もうすぐテスト範囲発表だから頑張らないと…Σ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ (2016年5月16日 17時) (レス) id: 91c3914dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲理 | 作成日時：2016年3月24日 14時
