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｢いや、三日月やっぱ私、服いらないよ！うん！絶対にいらないから！はい！｣
｢なんでそんなに挙動不審になってんの？｣
｢だって……｣
どうみたってこの店は自分には合わない。
この店に入る資格すらない。
玲亜は店を見た瞬間にそう思った。
三日月が玲亜を連れてきたのはいわゆるこの世界でも名の通ったブランド店だった。
｢絶対高いよ、ここ｣
｢遠慮しなくていいよ。まぁそんな何着も買われたらさすがに困るけど｣
｢本当にいいの？」
｢うん、いいよ｣
中に入ると本当に高そうな服がたくさんあった。実際に値札を見ると値段は高かった。
｢本当にいいの？｣
｢うん｣
何度も確認する度に表情はなにも変えることなくうんと頷く三日月とは対照的に、玲亜はおっかなびっくに服を選び始めた。
｢なんかプレゼントって言われてもな……｣
これと決められずに、どうしようかとしばらくお店の中をグルグル回っているとあるものを見つけた。
｢ねぇ三日月｣
｢どうしたの？｣
｢わがまま言ってもいい？｣
｢何？｣
｢私これがほしいの｣
玲亜が指さしたものは三日月の付いたネックレスだった。
ありがとうございましたと丁寧に店のドアまで店員に見送られ、玲亜たちは店を後にした。
｢ねえ、あの服私絶対似合わないと思うんだけど。っていうか買いすぎじゃない？｣
｢似合うと思うよ、あの服｣
｢だって……｣
正直三日月に白のロングスカートとワンピースという自分に似合わない服を買わされたことが玲亜は今でも気になっていた。
｢そうだ。そろそろ時間だ｣
｢本当に行くの？｣
三日月は当たり前だろうと目で訴えてきた。
その意味をしっかりと理解した玲亜は渋々、三日月に連れられ昨日訪れたマクマード邸へと向かっていった。
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咲理 - カオリさん» コメントありがとうございます！作者の咲理です。今、更新に使っていたパソコンが壊れてしまい、更新できませんが必ず復活しますので応援よろしくお願いします！ (2017年3月20日 14時) (
レス) id: 4ad5d78520 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ - オルフェンズが大好きな高校一年生です。次の作品がよみたいです。 (2017年3月7日 13時) (レス) id: 6756fb5e0f (このIDを非表示/違反報告)
咲理(プロフ) - 紫恩さん» (人''▽｀)ありがとう☆更新も頑張る！ (2016年5月20日 18時) (レス) id: 91c3914dfa (このIDを非表示/違反報告)
紫恩 - お互い頑張ろうね！ (2016年5月18日 21時) (レス) id: aaa53fac67 (このIDを非表示/違反報告)
咲理(プロフ) - 紫恩さん» もうすぐテスト範囲発表だから頑張らないと…Σ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ (2016年5月16日 17時) (レス) id: 91c3914dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲理 | 作成日時：2016年3月24日 14時
