鉄血のオルフェンズ「夢みていた少女」

13 ページ13

｢私を炊事係として鉄華団で雇ってください！女将さんには事情を話して辞めてきました！｣
｢いいんじゃねえの？なぁ？｣
｢ありがとうございます。一生懸命頑張ります！｣

待ちに待った地球への出発日となった今日、CGS時代から付き合いのあるアトラが鉄華団に炊事係として雇われた。

鉄華団に来るために仕事まで辞めてきたアトラの行動力に玲亜は少し驚いた。

｢よーし、お前ら。地球行きは鉄華団初の大仕事だ。気引き締めて行くぞ！｣

団長のオルガの掛け声で団の士気がぐっと上がったのが、すぐに分かった。
オルガはずっと参番組のリーダーとして引っ張ってきてくれていた分、団員たちの信頼も高い。


｢失敗すればここには帰って来られないってことだ｣
｢そんなこと言うなんて玲亜らしくないね｣
｢三日月は怖くないの？地球行き｣

玲亜の隣でご飯を食べていた三日月は初めての地球行きにも大した不安は抱いていないようで、普段通りの仕事前のように振舞っていた。

｢オルガがいればなんとかなるよ｣
｢そうだね。またみんなで仕事ができるんだもんね｣


それから鉄華団一行は宇宙ステーションに向かい宇宙へと旅立った。




皆さんこんにちは。作者の咲理です。
今回すごく短いんですけど、キリがいいので一旦切って次から宇宙編書こうと思っています。

14→←12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す