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オルガに(一方的に)話をした後、さすがに整備班にはMSのことを伝えておくべきだと思った玲亜は倉庫に向かった。
｢おやっさん、いる？｣
｢玲亜か、どうした｣
｢明日ここに新しいMSが1機届くことになったんだけど、整備お願いしていい？｣
｢お前MSなんて一体どこで｣
ここまで言われれば玲亜はオルガのときと同じように明日話すからとだけ言って入手先のことについては何も言わなかった。
｢機体の名前は分かってるのか｣
｢ガンダムエクシア｣
｢おいおいお前、そりゃガンダムフレームじゃねぇか｣
｢詳しいことはよく分からないけど、整備お願いできる？｣
雪之丞は一度難しい顔をしたが、やるだけやってみると結局了承してくれた。
倉庫から出ると玲亜は今度こそまっすぐ自分の部屋に向かった。
｢疲れた｣
玲亜は部屋に入るとすぐに床に横になった。
｢床に寝るなよ｣
｢うわぁ、びっくりしたな｣
突然自分の部屋のドアが開いたかと思うと、開いたドアの向こう側には玲良を連れてきた三日月がいた。
｢声くらい掛けてよ｣
｢どうせ寝てるかと思って。床に寝てたし｣
｢寝てない。床に寝っ転がってただけ｣
ほとんど変わりはないとは言われたが、玲亜は懲りずに三日月に2つの違いどうであるかを語っていた。
｢ねぇ話聞いてる？｣
｢ん？聞いてる聞いてる｣
常日頃から人の話を聞いていないこともある三日月が玲亜の正直くだらない話を聞いているとも思えない。
三日月から玲良を受け取ると玲亜はすぐに玲良をベッドに寝かせた。
｢今日どこ行ってたの？｣
｢お母さんの友達のところ行ってたの｣
｢そっか｣
三日月の方から何処へ行ったのかと聞いてきた癖に、随分とあっさりした返事をされて玲亜は少々不満だった。
｢あんまり帰りが遅かったから心配した｣
三日月に心配されることも珍しいが、玲亜は今回はさすがに自分にも非があるのだと認めた。
｢ごめん。でも私1人でふらっといなくなったりしないから｣
｢うん｣
｢今は私が1人になりたくないこと三日月も知ってるでしょ？｣
まだ幼かった頃はCGSが嫌すぎて、密かに脱出の計画を立てたり、実際逃亡しようとして大人たちに見つかる前によく三日月に連れ戻されたのだ。
その後、今日が見張り担当だった三日月は部屋を出ていった。
｢三日月が私のこと置いていきそうで怖いんだけどなぁ｣
そんな玲亜の独り言も何処かへと消えていった。
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咲理 - カオリさん» コメントありがとうございます！作者の咲理です。今、更新に使っていたパソコンが壊れてしまい、更新できませんが必ず復活しますので応援よろしくお願いします！ (2017年3月20日 14時) (
レス) id: 4ad5d78520 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ - オルフェンズが大好きな高校一年生です。次の作品がよみたいです。 (2017年3月7日 13時) (レス) id: 6756fb5e0f (このIDを非表示/違反報告)
咲理(プロフ) - 紫恩さん» (人''▽｀)ありがとう☆更新も頑張る！ (2016年5月20日 18時) (レス) id: 91c3914dfa (このIDを非表示/違反報告)
紫恩 - お互い頑張ろうね！ (2016年5月18日 21時) (レス) id: aaa53fac67 (このIDを非表示/違反報告)
咲理(プロフ) - 紫恩さん» もうすぐテスト範囲発表だから頑張らないと…Σ(ﾟдﾟlll)ｶﾞｰﾝ (2016年5月16日 17時) (レス) id: 91c3914dfa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲理 | 作成日時：2016年3月24日 14時
