六兄弟と六つ子【長兄編】 (ページ17)

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そういえばページ17

～夕side～
青いパーカーだから次男だろう

今、僕は次男に手伝ってもらっている

「そういえば、名前聞いていなかったな。俺は松野家次男、松野カラ松だ」

「僕は雛崎家長男、雛崎夕」

「よろしくな、夕」

「あ、うん････よろしく････」

「「････････」」

話すことがなくなった

気まずい

どうしよう････

「･････最近、おそ松が世話になってるらしいな」

「まぁ････」

世話してないけど･････

「おそ松は、あぁ見えていいヤツなんだ。これからも仲良くして欲しい」

「･････」

別に仲良くしてないから返答に困る

そもそも、あっちが一方的に付きまとってるだけ

それに僕は怒鳴ったり、八つ当たりみたいなことをしている

謝れてないし････

しかも、マトモに話しなんて････

あ････

そうだよ

僕、マトモに話したことなんて一度もない

ただ突き放してるだけじゃないか

おそ松はマトモに話そうとしてるのに････

バカだな

僕････

僕たちはノートを先生に届けた

行かなきゃ

「ありがとう、カラ松！またね！」

僕はそう言って、おそ松を探しに向かった