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「学校、行きたくないです」
駄々っ子のように口を尖らせる颯天に、見物していた沖田が冷ややかな視線を送る。颯天の子供っぽい仕草や口調全て、沖田に言わせれば"気持ちの悪い演技"なのだから無理もないのだが。
「そこをなんとかァ、お願い!
おじさん偉い人に怒られちゃうからァ」
「颯天、俺からも頼む」
松平の顔に似合わぬ口調と、まさかの土方からのたのみに颯天は睫毛を微かに揺らした。これが颯天の驚きなのだろうか。
「土方さんまで?」
考えれば颯天にはすぐ分かることなのだが、いつもの癖でついつい子供っぽく発言してしまった。
いくら大きな脅威はいまのところ見られないにしても松平が本気になれば無理矢理颯天を警察組織から追い出してしまうことも可能だろう。彼の権力と地位を持ってすれば造作もない。
もしここで拒否をし続けたら・・・と土方は心配したのだ。彼の結構な荒っぽい性格から考えるに、決してあり得ない話ではない。
「分かりました。所属だけだいいとおっしゃるなら。」
「いいのォ?ありがとーうね」
長期戦になると覚悟をしていただけあって意外とあっさりとOKがでたことに悪役のような笑顔を浮かべると土方に「お願い」とだけ伝え松平は飛ぶように帰っていった。
「そんなに俺が怖かったんですかね〜」
うーんと考える人のようなポーズで唸る颯天に沖田は積めたく答えた。
「娘と一緒に飯食べに行く見たいですぜィ。
まあてめぇが怖かったってのも少しはあるとは思いやすが」
最後の一文は完全に嫌味だったのだが、どうも手強い颯天は「クスリ」と笑うだけだ。
沖田は興を削がれ、つまらなそうに部屋に戻っていった。
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松平の口調が文章に表現できない(;´д`)
大分おかしいと思いますが脳内変換でカバーをお願いします。
それと、結構話の切れ目がおかしいと思いますが、いつもメモ帳に書き溜めて定期的に載っける戦法で、無理矢理話を区切っているからです。ご了承下さい。
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沖田ファン - プロフィールの高杉晋助の漢字が違いますので、訂正お願いします。 (2019年3月2日 15時) (レス) id: a06ab380f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霜夜 椿 | 作成日時:2018年4月8日 9時