最強呪術士の最愛の妻

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桑島先生と五条先生に鍛えてもらって分かったこと。

2人とも強いってこと。

「いてっ……」
畳で擦った傷が痛む。
「ご飯できたよ」
「Aのご飯〜♪」
「手洗いしてから。虎杖くんは手当てしてからね」
ふわふわした笑顔の桑島先生。初めて任務で組んだあの日。滅茶苦茶手加減して任務をこなしてたんだって分かる。

「Aの本気？そうだねぇ……悠仁が両面宿儺と入れ替わったら見れるよ」
五条先生との組手が終わった後聞いてみたら、そう返ってきた。
「まずは、呪具で手加減してるAから一本取らないことには始まらないよ」
「はーい……」

「……もう終わり？」
そう言って俺の横にしゃがみこむ桑島先生は、鬼だと思う。
俺との組手が終わったと思ったら、伏黒や釘崎、先輩と別のところで組手して、任務に行って…で、戻ってきたら飯作って……って……
「桑島先生…体力スゲー……」
「キミよりは鍛えてるからね」
にこりと笑った桑島先生は、正直可愛かった。年上の人可愛いは違うと思うけど。

「虎杖くんは頑張ってるからね。今日はキミの食べたいものを作ってあげよう」
「マジッスか！？俺、カレー食いたい！」
「じゃ、カレーができるまで、新しい子で映画鑑賞だ」
「うっす！」
なんだかんだ優しい人だと思う。
先生の術式を見るまで、怖いなんて思わなかった。


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