最強呪術士の最愛の妻

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「桑島先生の本気？」
「見たことはないッスね」
「私も」

今日は、僕発案の鬼ごっこ。2年生と合同で。
勿論、武器、呪力なんでもありのヤツ。
あ、狗巻と釘崎は術式なしね。でないと後が大変だし。
「はい！ちゅうもーく！」
手を叩いて呼び掛ける。
「本気のAって見たことある？」
1年生たちは「見たことない」とソワソワした様子。
2年生は…わー……すっごい嫌そうな顔。
「アレ……今年もやるのかよ…」
「はいはーい。ネタバレは無し！さ、今日はこれで終わり。明日に備えてゆっくり休んでおくように！」

翌日。
修練場に集まった1年生たち。
「今日は、Aと本気で戦ってもらいます。あ、釘崎も術式使用ありね」
いいねぇ〜。その不安そうな顔！
「勿論、Aが本気出したらキミたち一瞬で塵になるし？Aを呪詛士にしたくはないから、僕が止めたら終了。ってことていいよねー？」
いつもの任務用の服に着替えて準備体操をしているA。
うーん……やっぱり、体のライン出過ぎだよなぁ……よし！もう少しゆったりした服をプレゼントしよう！

「ルールは3人で協力してAを本気にさせて術式展開させること」
「皆。頑張ってね」
にこやかに武器を構えるA。あーあ。皆腰が引けてるねぇ。
「それじゃ……始め！！」


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