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うらたぬきSide


「でもさぁ、プロポーズって俺らが考えてえぇのん?」

「ダメに決まってんだろ、俺らはあくまでもサポート。」

「なるほど……」

「志麻君的にはこんな感じにしたいってイメージもないん?」


それからというものの、俺たちはどんな感じでプロポーズするかを話し合っていた。
プロポーズすると決めたのは良いけどさ、まーしぃの誕生日まであと1週間とちょっとだぜ?
割かし急すぎねぇか?なんて思いながら彼を見れば、センラの質問にんー…と悩んでいた。


「やっぱり、一生に一度やし…忘れられないようなのにはしたい。」

「まぁ、そうだよな。」

「でもなー…それやけどそんな大げさにはしたくないんよね…」

「夢の国の城の前で跪いて求婚とか?」

「やってもえぇけど引かれそう…」

((やってもいいんだ))


多分、俺ら3人同じコト考えただろうな。
まーしぃかっこいいし、多分それやっても違和感なさ過ぎるけど……
ばれたらまずいってコトでその案は却下されることになった。
あと、彼女であるAちゃんが引くだろうということで。


「それやったら人ごみのないところでやるしかないんちゃう?」

「家でさりげなくとかは?」

「それじゃ記憶に残らへんやろ……」

「えー?プロポーズやったらなんでも記憶に残ると思うけどな!」

「そうやろか……」


思ったけど、まーしぃここぞってときに結構悩むよな。
キメる時はキメるんだけど……それまでが大変。


「っていうかさ、まずはプロポーズに必要なもん買いにいかねぇとじゃねぇの?」

「へ?」

「指輪、いるだろ。」

「そうやった…!!」


こいつ、ホントに大丈夫か…?なんて、思わずあきれた視線を送る。
あー…と唸るまーしぃの横でセンラがジュエリーショップのサイトを検索する。
坂田に関してはすでに脳内が限界を迎えてそうだ。

それにしてもまーしぃが結婚かぁ……
相手は浦島坂田船を結成する前から、付き合っていたAちゃん。
実は坂田と同じ大学で、Mixを担当してくれていて。
ゲームが好きだからって実況をしててイベントに出たところまーしぃと知り合ったんだよな。


「あぁぁぁ!?」

「うっわ、何事!?」

「志麻君、Aちゃんの指のサイズ忘れたって。」

「馬鹿なの?」

「一緒に住んどるやろ!?」

「おう……」

「「絶対サイズ測って来いよ。」」

「……おん。」




………大丈夫だろうか、この先。
まぁ、まーしぃはやるときはやる男だと信じてるけどな。

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ちょこ - とてもよかったです!その後話が欲しい! (2021年9月17日 1時) (レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
あかはね(プロフ) - キュンキュンさせて貰いました…。志麻くんかっこよすぎません?← (2019年12月2日 17時) (レス) id: e76134e0bd (このIDを非表示/違反報告)
ポン酢(プロフ) - めっちゃよかったです! (2019年12月2日 16時) (レス) id: 76be53e752 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Elice | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/Elicelist/  
作成日時:2019年11月24日 16時

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