ストーカーされている件。 浦島坂田船

ﾛｸﾒｰﾄﾙ ページ6

Aside


貴『志麻くん、そろそろ離れてくれないかな…笑っちゃったのは謝るから。』


あれから約五分…今だに足から離れてくれない志麻くん。そんなに傷ついたのか…


貴『ごめんなさい志麻くん。何か好きなもの買ってあげるから。』

志『……キュッ！』

志麻くんは少し黙りこむと頷いて肩にのぼってきてくれた。




そうして、食料品売り場に入った。


貴『四匹とも人間用のご飯なの？』

志『キュー。』

貴『へぇ、食べても大丈夫なんだ。』


志麻くんの言われた(指…手かな？)通りに食料を籠に入れていく。
別に買うのはいいのだが、
ひき肉 玉ねぎ等
おそらくハンバーグの材料
キムチ なんか酒のつまみっぽいもの

肉

甘味

……


貴『志麻くん…本当に大丈夫だよね…』

志『キュッ！』

元気に頷く志麻くん…


貴『玉ねぎあるけど…』

なんて一人で考えて、ふと志麻くんの方を見てみると、
「大丈夫つってんだろ、はよ買えや」

って言ってそうな顔をしてらしたので、ダッシュでレジに急いだ。

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