竜胆と公園デート�� ページ17
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「竜胆、俺も今日休みてぇんだけどー。」
「兄ちゃん、任務鶴蝶1人で行かせんの??」
竜胆がそう言うと、駄々を捏ねていた
蘭は渋々とネクタイを結んだ。
「だって今日はAチャンも仕事休みじゃん…」
「なるべく早く帰って来なよ。
Aとメシでも作って待ってるから。」
「…うん。」
大分落ち込んだ様子で頷いた蘭は
身支度を整えると玄関に向かった。
「気を付けてな。」
「おー。」
怠そうに出掛けて行く蘭を見送ると
竜胆はリビングに戻った。
スウェットのままコーヒーを
飲みながらスマホを眺める。
すると着信画面に切り替わり、電話に出た。
「はよ。どうした??」
『おはよう、竜胆くん。
何か目が覚めちゃって。
特にやることもないから
早いけどもう行ってもいい??』
「いいよ。迎え行く??」
『ううん。
のんびり歩きながら行くから大丈夫。』
「そっか。気を付けてな」
電話を切ると部屋に行き
着替えだけ済ませると顔を洗って歯を磨いた。
今日はAが泊まりに来ることになっている。
バーはお休みで夜もゆっくり出来るそうだ。
それを聞いていた蘭は仕事を振り分けて
自分も休もうとしたのだが
長い付き合いの鶴蝶に任務の
同行を頼まれてしまった。
ギリギリまで三十路とは思えないような
駄々っ子をしていたのだ。
「兄ちゃんも何やかんや、鶴蝶には甘いよな。」
竜胆はもうじき来るAのために
エントランスと部屋のロックを解除して
ソファにゴロンと横になった。
20分程してパタンとドアが閉まる音がした。
体を起こすと、リビングのドアが開いて
Aが顔を覗かせた。
「おはよう、竜胆くん。
早く来ちゃってごめんね??」
「はよ。
兄ちゃんが仕事行くのに起きてたから。
行く前、散々駄々っ子してたんだぜ??」
「ふふっ。何か想像つくなー。
でもちゃんと行ったんだ。偉いね、蘭くん。」
「長い付き合いのヤツに頼まれた任務だからな。」
「そっかぁ。」
Aは竜胆の隣に座るとにこにこと笑った。
「…何かいいことあった??
スゲェうれしそう。」
「ここに歩いてくる途中で公園があるんだけど
何となく入ってみたら野良猫なのかな??
可愛い茶トラがいて、すごく人懐っこいの。
手にスリスリしてくれて。」
「へぇ。猫好きなの??」
「好きとか嫌いとかどっちでも
なかったけど、何か可愛いなーって。」
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むちょ - とってもとってもとっても素敵なお話でした！！一気に読んでしまいました('ω')3人で幸せでとっても良きでした！ (12月14日 17時) (
レス) @page2 id: a1b97b3e35 (このIDを非表示/違反報告)
YUMi(プロフ) - あさん» コメントありがとうございます!!そう言って頂けると嬉しいです(◍•ᴗ•◍)わたしも書きながらニヤニヤしてます笑 (2023年2月20日 5時) (レス) id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
あ(プロフ) - めちゃめちゃ面白いです‼️ニヤニヤしながら読んじゃいました！ (2023年2月19日 1時) (レス) @page19 id: ac76470a3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2023年1月19日 17時
