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「この話、竜胆には??」
「こう言うのは失礼かと思いますが、竜胆さん
より蘭さんの方が冷静に対処出来ると思い…
私が蘭さんに連絡するように言いました。」
「ん、マスター正解だわ。
竜胆は後先考えないで動いちまうとこあるから
Aチャンの考えが読み切れてない今は
何も知らせない方がいい。」
蘭は頷くとタバコを取り出して火を点けた。
「…Aは…」
「付き合いの長い波音チャンなら
もう分かってんじゃねぇの??
Aチャンは肚のナカに何か飼ってんだわ。
いつからそうなのかは知らねぇけど
今回のことも自分で何とか出来るって
確信があって1人で行ったんだと思うけど。」
波音はぐっと唇を噛んで俯いた。
「…あたしホントに役立たないな。
力になりたいのに、何にも出来ない…」
「何かして欲しくて波音チャンと
一緒にいるんじゃねぇと思うぞー??
ただ、他の誰でもない波音チャンに
側にいて欲しいだけなんだよ。」
「蘭さん…」
「だから何も心配すんな??
蘭チャンがちゃーんと見つけてやっから。」
波音はこくりと頷いた。
「とりあえず今日はもう飲もうぜ??
マスターもお店閉めちまえよ。
蘭チャンが2人にご馳走してやるから。」
マスターはそう言われ、看板の電気を落としてドアのプレートをCLOSEにひっくり返した。
そして、3人分のお酒を作ると少し気を抜いたように微笑んだ。
「私の人を見る目もまだ健在なようで良かった。」
「ホント、さすがだわ。
マスターとAチャンは良く似てる。
前にここに来た時に2人が話してるの
見てそう思ったんだよねー。
そんで俺もそっち側な。」
「…そうですね。
個々に多少の違いはあれど、大きく括った時に
そう言う分類になると思います。波音さんや
竜胆さんが私たちとは真逆にいることも。」
「だな。」
目を瞬かせた波音に諭すような優しい口調でマスターは続けた。
「私もAさんも、懐に入れた人にしか
優しく出来ないのです。根本的に優しさを
多く持ち合わせていないからです。
Aさんにとっての波音さん、
蘭さんにとっての竜胆さん、そして私にも
かつてそんな大切な人がいました。」
「真逆ってのは悪い意味じゃねぇかんなー??
俺らの出来ないことを波音チャンも
竜胆も意識しないで出来るっつうこと。」
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YUMi(プロフ) - ゆんこさん» ゆんこさん、新作見てもらえて嬉しいです!!期待に添えるように頑張ります(◔‿◔)性格悪めは書いてて楽しいです笑 (2022年11月13日 16時) (
レス) @page4 id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんこ - 新作待ってました！性格悪い夢主ちゃんいいですね！！これから楽しみにしてます！無理をなさらず頑張ってください！！ (2022年11月12日 22時) (レス) @page2 id: 8a5959758c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2022年11月12日 18時
