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「波音チャンは俺の管轄に来てもらいてぇし、
時間かけて口説き落とすことにするわ。
蘭チャンに連絡先教えろー??」
「了解です、お兄さん!!」
「お兄さん呼びっ…!!」
竜胆はその軽快なやりとりに吹き出してバシバシと足を叩いて笑った。
蘭は波音と連絡先を交換した。
その様子を眺めてタバコに火を点けたAは竜胆にこのお酒がオススメと笑った。
竜胆も笑って頷くとそれを頼んだ。
Aは満足そうにゲンガーを腕に抱いてお酒を飲んだ。
1度指名の客を見送りに2人は席を立った。
外に出て、綺麗にお辞儀をして見送った。
2人の客も落ち着き1階は他の嬢の場内指名の客のみとなり、今日も売上はかなり上々そうで店長はAたちに差し入れのシャンパンをくれた。
蘭たちとそれを飲み、それを飲み終わる頃に竜胆は頃合いを見て声を掛けた。
「兄ちゃん、そろそろ。」
「もうこんな時間か。帰るかぁ、竜胆。」
時計を確認した蘭も会計をするのにカードを出した。
「こんな時間までキャバクラいんの初めてだわ。」
「兄ちゃんはいつも嬢持ち帰ってっからだろ。」
時計の針が4時半を指すところだった。
蘭のスマホが鳴り、怠そうに電話に出た蘭は相手の話すことに一瞬凄むような低い声を出したが
あーっと思い至ったのか、頷いて電話を切った。
「誰??」
「俺んトコのキャバクラの店長。
今日は売上がほとんど上がらないですってさー。
は??って思ったけど、そりゃそうだわなぁ。
俺もここに金落としてたワケだし。」
「あー…」
「原因分かったことだし今日は収穫ありだなー。
これで怠いキャバ通いも終わりに出来んな。」
竜胆は気まずそうに目を反らしたが
蘭はどこか満足そうにそう言うので少し安心したように息を吐いた。
「黙ってたの怒ってねぇの??兄ちゃん。」
「俺にナイショにしてたのは癪だけど
お前がAチャンと会ったおかげで俺も
楽しい思い出来たし今回はいいんじゃね。
1人で楽しんでんならボコしたけどなー。
んじゃ行くか。」
蘭はガードを黒服から受け取ると立ち上がった。
竜胆も続き、Aと波音も見送りにと下に降りた。
「今日はありがとう、2人とも。楽しかったよ。」
「こっちこそ悪かったな、忙しいのに。」
「まぁ満席御礼じゃないとわたしが来る意味も
ないしね。今度はまた普通に飲みに行こうね。」
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YUMi(プロフ) - ゆんこさん» ゆんこさん、新作見てもらえて嬉しいです!!期待に添えるように頑張ります(◔‿◔)性格悪めは書いてて楽しいです笑 (2022年11月13日 16時) (
レス) @page4 id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆんこ - 新作待ってました！性格悪い夢主ちゃんいいですね！！これから楽しみにしてます！無理をなさらず頑張ってください！！ (2022年11月12日 22時) (レス) @page2 id: 8a5959758c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2022年11月12日 18時
