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「どうしたの??ココくん。」
「…それ、何もしてねぇのか??」
「そうだよ。ココくんにもついに
スッピンお披露目だね。」
くしゃりと笑うと
少し照れ臭くなり伊達メガネを掛けた。
「じゃあ行こ??」
万次郎の手を引いて歩き出す。
その背を追いながら
九井の顔にも笑みが浮かぶ。
「…最初から決まってたくせに
思わせぶりなこと言ってんなよ。」
もう難しいこと考えるのはやめた。
Aは最初から嘘なんてついてねぇ。
ただソイツの求める自分を
"演じてくれてた"だけなんだ。
ちゃんとただ1人にだけは誠実で、
その心の闇にも寄り添って来たのを
誰より見て来たのは俺自身だろ。
Aの車に乗り込み、予約した店へ向かう。
九井の顔を確認した途端
1番奥の個室に通される。
酒を頼んで待っている間に
食べ物を決めていく。
「お待たせしました。」
グラスが運ばれ、それぞれ
手に取るとコツンと軽く合わせる。
酒が飲めれば満足なAと
甘いものが食べたいとボヤく万次郎に
手慣れたように注文を済ませる。
もちろん、自分の食べるモノと
お代わりの酒も抜け目なく。
「んじゃ、後半戦の作戦会議といくか。」
「竜胆くんは慎重だなーって。
蘭くんみたいに自分の本能に従う感じ
じゃなくて、理性が強くて紳士的。」
「…鶴蝶は予想外だったけど
蘭は思ったより単純だったな。」
「あー、確かに。
もう白黒ついてるからこの際どうでも
いいけど蘭は薄ら気付いてそうな感じだな。
最近のAへの絡み見てると。」
「あー…それ、わたしも思ってたんだ。
最初は興味本位って感じだったのに
最近は目が同じー。
境界線がボヤケてる感じ。」
「鶴蝶はもう文字通り、
A至上主義って感じだよな。」
「でも王燐のサポートに回る時はその方が
助かるから、言い方あんまりよくないけど
上手く使わせてもらおうと思ってる。」
「…で、竜胆は??」
「やっぱり、完全に幹部のわたしの
存在を消していかないとダメそう。
わたしから吹っ掛けないと
乗って来ない気がする。」
Aは顎に手を添えて
少し考えるように目を閉じる。
「…今度の幹部会に出席しようと思って
たんだけど、今悩み中なんだよね。
ココくんの秘書としてお茶汲みしようか
普通に幹部として出席するかで…」
「何か変わった??」
「んー…春がさ、思った以上に
可愛がってくれてるんだよね。」
「三途が…??」
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YUMi(プロフ) - キクラゲさん» いつも見に来てくれてありがとうー!!飽きられないようにがんばります( ꈍᴗꈍ) (9月16日 17時) (
レス) id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
キクラゲ(プロフ) - うわ…！ついに2がでた！！もう最高だ！(語彙力ないw)とりあえずおめでとう！この作品好きだからおうえんしてるね！ (9月14日 23時) (レス) @page7 id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2023年9月8日 20時
