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「丁度アジトに望月がいたから、
管轄のことだし拷問は任せた。
あと2人くらいはいそうだな。」
「なら、溜り場がわかり次第
モッチーと狩りに行こうかな。」
「多分すぐ終わるだろ。
何か食いに行くか??」
「波音ちゃんから連絡あって
灰谷兄弟がうちのお店来てるみたい。」
そうメールを見せると
切れ長の目をくしゃりと細めて笑う。
「灰谷ブラザーズって波音はセンスいいよな。
どこぞの配管工兄弟かよ。」
「ふふっ、でしょ??
何かテイクアウトでご飯もの持って行こっか。
お酒なら蘭くんご馳走してくれるだろうし。」
「2日連チャンであいつらと飲むのは
微妙なトコだが、タダなら行くか。
デリバリーで店まで届けさせるわ。
Aは準備しとけよ。」
「ありがと。」
車に乗って顔の細工をし直し、髪を纏めると
後部座席のカバンからウィッグを取り出して被る。
服は持ち合わせがないために
途中で調達することに。
その間、九井は食べたいものを
注文してデリバリーの手配を済ませた。
支度も済み車を走らせ、御用達のショップで
ワンショルダーのロングドレスとヒールを
見繕い、購入すると試着室で着替える。
すっかり雰囲気を変えて店へと向かう。
入口で行き会えたママは
その唇に弧を描くと、Aに耳打ちする。
「お店来てからAちゃんの話で
ずっと盛り上がってるのよ、2人。
桃花はお休みだって言ったら
波音ちゃんのこと連れて飲んでるわ。」
「ふふっ。桃花はどうしようね??ママ。」
「元のお店に顔出してるって言えばいいわ。
お店に行かなきゃわからないし、
チーママは本来裏方の方がメインになるから
会えなくても不思議じゃないわ。」
「ならその話で進めるね。」
「九井さまも、ありがとうございます。
おかげでお店も潤ってますよ。」
「毎回大したモンだな、この店は。
腹減っててデリバリー頼んだんだけど
その分酒は飲んでくから。」
「どうぞ、お好きにして頂いて構いませんよ。
最高の顧問がいるお店ですからね。」
穏やかに笑ったママは2人のいる席へ案内する。
九井はAの腰を抱き、
エスコートするように進んでいく。
ママの後ろを歩く美男美女の姿に店内にいた
客もキャストも色めき立ち、視線を向ける。
「邪魔するぜ。」
「こんばんは。
ご来店ありがとうございます。」
「Aさん!!」
波音は途端に目を輝かせる。
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YUMi(プロフ) - キクラゲさん» いつも見に来てくれてありがとうー!!飽きられないようにがんばります( ꈍᴗꈍ) (9月16日 17時) (
レス) id: 85b1561d95 (このIDを非表示/違反報告)
キクラゲ(プロフ) - うわ…！ついに2がでた！！もう最高だ！(語彙力ないw)とりあえずおめでとう！この作品好きだからおうえんしてるね！ (9月14日 23時) (レス) @page7 id: bf82bf2975 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：YUMi | 作成日時：2023年9月8日 20時
