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Thinkin’ About You 1 ページ9

「おはようございます!」

先輩「おはよう、今日も頑張ろうね」



あれからだいぶ月日が経った今は2019年

高校1年生、華のseventeenを経験した私はもう24歳

春から新入社員として働いている

ソウルでの高校生生活は思ってたよりもずっと華やかなもので楽しかった

それでもずっと頭の片隅にはジフンがいた

同じソウルにいるはずだから会えるかななんて思ってたけどすぐに諦めた

デビューに向けて頑張る少年たちのリアルを届ける『SEVENTEEN TV』というプログラムがスタートしたから。

画面に映るジフンはスンチョルさんという人と2人、1番練習期間が長い組として頑張っていた

すでにファンもできていてデビュー前なのにファンミーティング的な事もしていた

それが自分の気持ちをキッパリと切り替えるきっかけになった

結局『SEVENTEEN TV』は1話目さえも見てない、見れてないの方が正しいけど。




そこから進学して順調に大学まで卒業した私は外国語専攻だったことを活かし芸能人などの通訳として働いている

英語、中国語、日本語、そして母国語の韓国語

4カ国語が喋れる私は海外に派遣されることが多くて今は日本に2週間の長期滞在中

先輩と一緒に今日の現場で通訳をする人に挨拶に行く



先輩「今日の仕事はLOVE MUSIC出演者のSEVENTEENの通訳、
  『HAPPY ENDING』という曲を披露予定!メンバーの人数多いけど覚えた方がいいから覚えてみて」

「はい!がんばります」



ノックして控室に入ると各々の準備をしていたメンバーが全員集まってきた



SC「say the name!」

SVT「SEVENTEEN!!こんにちはSEVENTEENですよろしくお願いします!」

先輩「通訳を担当いたします。本日はよろしくお願いいたします」



顔を上げて最初にリーダーのエスクプスさんと打ち合わせをする

インタビュー内容などを先に伝えていくうちに顔に見覚えがある気がした



先輩「じゃあこれで。今日はよろしくお願いいたします」

SC「はい、ありがとうございます」



この既視感はなんなんだろう

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作者名:おぬたん日記 | 作成日時:2024年2月4日 0時

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