Thanks 5 ページ17
すごい迫力で迫ってきたのに相手が先輩だとわかってなかったらしく、
近くに来たら急に反省した子犬みたいになった
WZ「すみません。不審者かと思って。」
先輩「おはようございます。こちらこそこんな所ですみません。何か御用でしたか?」
WZ「少しだけAさん借りる事可能ですか?」
先輩「大丈夫ですよ!13時までに次の現場に着いていてくれれば」
WZ「ありがとうございます。失礼します」
私を話に入れずに会話が終わり手を引かれて連れて行かれた所は薄暗い個室
「ここは?」
WZ「俺の作業室。ここで曲作ってるんだ」
ソファーに座って周りを見渡すとキーボード、パソコン、スピーカー。
自分の生活の中では見かけないものも多くて少し不思議な感じ
WZ「ごめん、急に連れてきちゃって
代表にもし通訳者の変更があっても変えずにヌナがいいって頼んだんだ
もし変わったら曲作らないって言って。そん時にヌナが幼馴染って事も言った」
さらっと言ってるけど立派な職権濫用だよねそれ
WZ「ヌナともう離れたくなかった。ごめん勝手なことして」
項垂れる子犬には昔のジフナの面影がある
「幼馴染が同じ職場とか。公私混同とか絶対しちゃダメだし。
もしなんかあった時に苦しいのはジフナなんだよ」
WZ「わかってる。絶対迷惑かけないし仕事とも分ける。
だから一緒にいて。もう急にいなくならないで。」
気づいたら泣きそうなのを堪えたうるうるした顔で近づいてきたジフナの腕の中
私の肩に顔を埋めてすすり泣くジフナを見たらダメなんて言えなかった
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作者名:おぬたん日記 | 作成日時:2024年2月4日 0時