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WZ「ヌナ」



押し込まれてしばらく経ってからようやくジフンが口を開いた



WZ「ヌナだよね、?」



下唇噛んで泣くの堪えてる、私が見たことのない顔をしていたジフンに対してどう接すればいいのかわからなかった



「うん、」

WZ「もう2度と会えないかと思ってた、どこにいたの、」



少しずつゆっくりと近づいてきたジフンの体温と私の体温が重なる

久しぶりのジフンは見た目よりも小さく、弱々しく震えていた



「ごめんね」

WZ「何で急にいなくなったの。連絡も取れないし。おばさんに聞いても答えてくれないし。」



ひとつ、またひとつと私に文句を言うジフンにはステージ上で見せるかっこいいウジはいなくて



WZ「寂しかった、会いたかったよ。」



昔と何も変わらない甘えん坊のジフンだった



「大きなグループになったね。ヌナびっくりしたよ」

WZ「当たり前でしょ?みんなで頑張ったんだもん。作詞、作曲、たまに振付も自分たちでやってるんだ。メンバーは凄い人たちばっかだよ」



少し照れながら、でも誇らしそうに話すジフンを見てるとやっぱり思う



「ジフナ、私専属通訳の仕事、他の人にかわってもらうね。メンバーにも伝えておいてくれる?」

WZ「え、?」

「ジフンにとってもSEVENTEENにとってもファンにとっても、私はこの場にいちゃいけないと思う」



目を見開いて空中で手を泳がせているジフンを見ながらできるだけ淡々と続ける



「またいつか会おうね。頑張って。会えて良かった」



言いたいことだけ言って部屋から出ると向こうからスングァンくんが走ってきた



SG「Aヌナ!ジフニヒョンは?どうゆう関係?!」

「ジフンなら部屋の中にいる。もう行かなきゃごめんね」

SG「え、え、え、ちょっと待って」



不意に腕を掴まれて体が跳ねる



SG「何でそんな泣きそうなの、」

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作者名:おぬたん日記 | 作成日時:2024年2月4日 0時

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