Thinkin’ About You 3 ページ11
韓国に帰国して少し長めなお休みをもらった
毎日ダラダラして過ごしてるけど頭の中はジフンのことばかり
YN「なんでそんなぼーっとしてんの。なんかあったの?」
「なんかあったといえばあったけどなかったと言えばなかったっていうか、」
YN「そんな勿体ぶらないでさっさとはなしなさい」
「いや、ジフンってアイドルになったんだね」
YN「知っちゃった、??」
「うん。知ってた?」
YN「デビューしたニュース見てた」
少しふきながら話す彼女はきっと私のことを思って言わないでいてくれたんだろう
中3から少なくとも1年以上、死人のように生きてきた私を1番間近で見ていた人なんだから
YN「なんで急にわかったの?」
「仕事で日本に行った時の通訳相手がSEVENTEENだった」
YN「わぁ、、そんな漫画みたいなこと本当にあるんだね。」
調べれば調べるほどジフンは昔よりもほんとうにかっこよくなっていた
ジフンを好きだったあの頃の気持ちが心の奥底からはみ出てきてしまいそうだ
YN「どう思ったの、?」
「、、確かに、昔はジフンのこと好きだったけどもうだいぶ前の話だし
私がネットで見てかっこいいって思ったのはジフンじゃなくて“ウジ”で
私が好きだったのはウジじゃなくて“ジフン”だから」
そう自分に言い聞かせるように言葉を紡いでいく
会えなくなってから8年以上も経っているのに
ようやく少しずつジフンのいない生活に馴染んできていたのに
まだジフンには一瞬で私の目を奪う力があったみたい
しばらくはジフン中心の生活になりそうだなんて他人事のように思った
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作者名:おぬたん日記 | 作成日時:2024年2月4日 0時