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『えー...もうちょっと離れた方がいいのかなぁ』
梅原「シンデレラ城入った方がいいよな...」
自撮りしようにもアングルがなかなか決まらない。何も考えずに距離を詰めてくる丹野と、その距離にどうしたらいいか分からない俺。二人で四苦八苦していると...
「お兄さん達、撮りましょうか！？」
男子学生っぽい若者の二人組が声をかけてきた。
梅原「えっと」
『あ、お願いしまーす』
梅原「え」
『いや絶対撮ってもらった方がいいって』
「じゃあ行きますよー...あ、マスク撮った方がよくないすか？」
『たしかに』
梅原「でも」
『せっかく撮るんだから。ほら』
マスクをむしりとられた。
「もっと寄ってくださいよ〜」
「はーい、彼氏さんもっと笑ってー！」
言われて嬉しいような、言ってほしくなかったような。やっぱり言われるか、みたいな。
梅原「...」
『ふふ』
笑えるかよ。これでも精一杯口角上げてるわ。
「OKっす！」
『ありがとうございまーす』
丹野が撮ってもらった写真を確認して、にこっと笑いかける。
『バッチリです！ありがとうございました！』
「...あ...はい...」
「可愛い...」
バレたわけじゃなさそうだが、完全に丹野に見惚れてる。
梅原「...よかったらお二人も」
「「へ！？」」
梅原「撮りましょうか？」(地を這うような低音)
「あ、いえ！大丈夫でーす！！(汗)」
「もうほんとに美男美女でお似合いですねー！あ、楽しんでー！(汗)」
去っていく二人の背中に丹野はまた呑気に礼を言った。
梅原「...お前な」
『へへ、めちゃくちゃ良い写真だよ？カップルに勘違いされててちょっと笑っちゃったけど』
梅原「......笑うなよ」
嬉しそうな顔に、注意する気も失せた。
梅原「行くぞ」
再び手を握って歩き出した。
帰りのタクシーの中、初めは今日の感想を話していた丹野の口数がだんだん減ってきた。
『...』
寝たのかと思って見ると、全然寝ていない。むしろ目がぱっちり開いてたから少しびびった。どこかを見て考え込んでる様子だった。
梅原「明日、結構早かったよな」
『え...うん』
梅原「結構歩き回って疲れただろうから早く寝ろよ」
『...子供じゃないんだから。それに梅ちゃんより体力ありますから〜』
それは確かに正解。
『...』
また黙り込んだ。眠いのか疲れたのか...もしかして体調が良くないとか...？
『あのさ...』
梅原「ん？」
『...梅ちゃん。もう、帰る？』
梅原「.........え」
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gtuysut5843…(プロフ) - 好き！！！！控えめに言って神！！！！泣けるし、笑えるし、いい話だし！！！声優さんたちとの関係性もすこです…続編楽しみにしています！！！ (2022年7月26日 2時) (
レス) @page50 id: 5bb1efd8a4 (このIDを非表示/違反報告)
ひまなみ(プロフ) - 作品読みました！もう！あーーー！！ってなるほどもどかしく、でも面白くて最高です！！更新頑張って下さい！！ (2022年6月16日 7時) (レス) @page50 id: e0f8058dad (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 作品読ませていただきました。日常的な会話や、感動シーンまで全てにおいて素晴らしい作品だと思います！この小説はとても面白くて好きなので、更新楽しみにしてます。 (2022年4月30日 17時) (レス) @page49 id: a995b7f6e9 (このIDを非表示/違反報告)
松野(プロフ) - きららさん» ありがとうございます！もっと上手く話を書きたいのですが難しいですね〜。亀更新ですがよろしくお願いします〜 (2022年1月8日 0時) (レス) @page49 id: 39a3459d31 (このIDを非表示/違反報告)
松野(プロフ) - 夜野 望さん» ありがとうございます！更新遅いですがお付き合いください〜 (2022年1月8日 0時) (レス) @page49 id: 39a3459d31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祭 | 作成日時：2021年7月14日 0時
