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『何で映画化の事知ってるの？私何も知らされてない』
梅原「俺も噂でしか聞いてなかったし、まだ交渉中だからだろ。鬼滅の映画化もあるから競争が激しいんだって」
『あー...』
梅原「紡木先生がアニメ化するにあたって出した条件は原作通りの着地をする事だって言ってたし、台本の進み具合を考えるとおかしいと思ったんだよ」
『...全然知らなかった』
私、座長なのに。梅ちゃんの方がよっぽど作品の事を考えてる。最終話の台本を受け取って読んだ後、私は何も不思議に思っていなかった。原作通りの終わり方をしないなんて、アニメではよくある事だから。私は台本をもらってそのまま演じようとしてた。あ、なんか凄く今みっともない。
梅原「...何落ち込んでたんだよ」
『...何でもありません〜』
梅原「ガキみてぇ。てかいつまでその態度なの？」
『...』
実は私もいつまで続けるのか着地点が分からなくなっていた。私を見て呆れた梅ちゃんは立ち上がって荷物をまとめる。
梅原「帰るぞ。今日マネージャーは？」
『いない』
梅原「...何で？」
『姉ちゃん今二人目妊娠中で。悪阻が酷くてノブくんも心配だろうし今日はもう帰ってもらった』
梅原「...おめでと」
『ありがと......私じゃないけど』
梅原「じゃあうちのマネージャーが送るわ」
『...はい』
車の中でちょっと不思議だったのが、梅ちゃんがマネージャーさんを妙に急かしていた事。「早く」だの「間に合わない」だの、何をそんなに。トイレ？もしくは見たいテレビがあるのかな？なんて思っていたら、梅ちゃんは私のマンションで車を降りた。
『...そんなにトイレに行きたかったなら現場出る前に行きなよ』
梅原「何言ってんだ？」
そして私を置いてさっさとエレベーターに乗り込んで、あっという間に私の部屋に着いた。私に開けるように急かして、部屋に入るなり荷物を置いてテーブル周りを片付け出す。家主を差し置いて、だ。
梅原「16時に来るようにしてたんだよ」
『何が』
同時にインターホンが鳴った。驚く私とは反対に、梅ちゃんが玄関へ向かった。
『ちょ、ちょ、梅ちゃん...？』
「こんちは、宅配便でーす」
梅原「ありがとうございます〜」
『...は？』
何だろ、この光景は。うちの玄関で梅ちゃんが荷物を受け取っている。サインして宅配便のお兄さんが帰ると、梅ちゃんは無言で梱包を開け出した。呆気に取られていると、梅ちゃんがふと顔を上げて荷物の中身を広げた。
梅原「詫び」
『......これは』
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玲生(プロフ) - 小森でてきてびびった！！笑 (4月21日 17時) (
レス) @page3 id: 7f34fd14ff (このIDを非表示/違反報告)
祭(プロフ) - 菜奈さん» ありがとうございます！ちょっと間が空いてしまいましたが、良かったら見ていってくださいm(._.)m (2021年6月16日 21時) (レス) id: 39a3459d31 (このIDを非表示/違反報告)
菜奈(プロフ) - 更新楽しみにしてます！！ (2021年6月15日 23時) (レス) id: 51a9e342b5 (このIDを非表示/違反報告)
祭(プロフ) - まいさん» ありがとうございます。更新遅い時もありますが良かったら見ていってください。 (2021年5月18日 9時) (レス) id: 39a3459d31 (このIDを非表示/違反報告)
まい(プロフ) - 読み込んじゃってコメント遅くなりました。毎晩更新されてるかな？と楽しみにしています！応援してます。 (2021年5月16日 17時) (レス) id: 43d6ca49ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：祭 | 作成日時：2021年5月15日 19時
