First love. ( Takahiro Hamada ) 2

50 ( Takahiro side ) ページ10

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春奈に連れてこられたAの学校の文化祭








春「開演１時からだって！」








濱「お、おう」







この前のこともあって妙にそわそわしてしまう







楽しみ、その気持ちはもちろんあるけど







望くんとのキスシーン、フリでも見なきゃあかんのかって







ああもう、ほんまにオレは何を考えてんねん、、、








『ただいまより、３年Ｂ組による白雪姫を開演致します』







ナレーションの後に開く緞帳








『昔昔ある所に〜〜〜…』







一番最初に出てきたのは悪い魔女やった








なんやアイツ、男やんけ







その後も原作にちょいちょいアレンジが加わってて、笑えるようになっていた







そしてお待ちかね、Aの登場シーン









「こんにちは！私は白雪姫！」









白雪姫のドレスがめっちゃ似合っていて









不覚にも、ときめいてしまった









そしてまた軽快に話はどんど進んで








心の準備をする間もなく、







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「…なんと美しい姫様だろう」









望くんの登場









体育館にはこれでもかってばかりの女子の歓声









「どうか姫様が、目を覚ましますようにー…」








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望くんの顔がAの顔に近づく









ほんと、一瞬の出来事やった









まさかとは思った、けど







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春「えっ、ちょっと待って、本当に！？」








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隣で呟く春奈と同時に、一段と増える黄色い歓声









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間違いなく









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望くんは、Aにキスをした

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