59 ページ19
.
.
.
結局、望とはなんにも話せないまま放課後になってしまった
毎日一緒に帰ってたから、一人で帰るのはなんか変な感じした
はぁって小さくため息をつく
下を向いたままトボトボと歩いてま昇降口を出た時だった
.
.
.
「よっ」
「わっ!
た、たかちゃん!?」
「そうやで、たかちゃんやで(笑)
仕事が早く終わったから迎えにきた」
自然と口角が上に上がる
たかちゃんが自ら来てくれたってことが嬉しくて嬉しくて
濱「入試お疲れってことで、どっか連れてこーかなって思ってん」
あ「ほんと!?行きたい!!!」
濱「よし、ほんなら行こか」
.
.
自然と繋がれる右手
それだけで、すごく幸せを感じた
.
.
ゲーセンから始まって、たかちゃんは色んなとこに連れて行ってくれた
初めてたかちゃんとカラオケに入ったんだけどね
たかちゃん、すっごく歌がうまいの
かっこよくてかっこよくて…本当に死んじゃうかと思った
たかちゃんかっこいい!ってデレデレしてたら、たかちゃんは照れくさそうに笑うんだ
「…A?」
「んー?
…わっ!」
名前を呼ばれたと思ったら、急に抱きしめられた
いつもより強い腕の力
.
.
.
「ど、どしたの…?」
.
.
.
「…めっちゃ好きや」
そう言われて塞がれる唇
唇を割って入り込んでくる舌についていくだけで必死だった
.
.
「…っ、はぁ、」
「…かわいい」
たかちゃんの手がするっと制服の中に入り込んでくる
ビクっとする体、その瞬間たかちゃんは唇を離したんだ
「…今日はここまで、な」
ふっと微笑むたかちゃんは、やっぱり大人の男性だった
「ごめんな、急に」
「ううん…大丈夫」
「あーもう、かわいすぎてやばいわ…」
たかちゃんはそう言ってあたしの肩に首を埋める
「…家だったら襲ってまいたいわ、、、」
「へ!?!?!?
…い、いいよ?襲っても…」
「ばっ…そんなこと言うたらあかんやろ!!!」
さっきと違って動揺するたかちゃんが可愛くて笑ってしまった
もー笑うなしー!って項垂れるのは、すっかりいつものたかちゃんで
.
.
たかちゃんと一緒にいれるだけで
あたし、本当に幸せだよ?
1281人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
濵神☆流望(プロフ) - この小説初めて読ませてもらいました。すごく面白いです。更新楽しみにしてます (2016年12月20日 22時) (レス) id: 22cf6ad2c2 (このIDを非表示/違反報告)
啓司さん - 続きが楽しみですまた書いて下さい。頑張って下さい! (2016年12月18日 13時) (レス) id: cbefd22660 (このIDを非表示/違反報告)
chico(プロフ) - 啓司さんさん» ありがとうございます!頑張ります\(^^)/ (2016年12月17日 15時) (レス) id: 05bb693627 (このIDを非表示/違反報告)
啓司さん - 続きが楽しみですまた書いて下さい! (2016年12月16日 20時) (レス) id: cbefd22660 (このIDを非表示/違反報告)
chico(プロフ) - ゆめかさん» ありがとうございます!!!まだまだ続きますがよろしくお願いします(*^^*) (2016年12月15日 23時) (レス) id: 05bb693627 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:chico | 作者ホームページ:https://mobile.twitter.com/j___it
作成日時:2016年3月1日 0時