月のメロディー〈O×S〉 (ページ30)

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‐SHOside‐

電話が途中で切れてしまい、繋がらなくなった。

最後に聞こえた、カチッという音。

聞き覚えがあるような......。

　「繋がんねぇんじゃ、どうすればいいのやら......」

何か...モヤモヤする......。

何なんだろ...。

？「...ここで、何やっちゃってんの？」

　「うわっ...！？」

通路に立っていたのは、見るからに家主だろう。

ってことは、犯人...。

　「......あれ？金田さん...ですよね......？」

よくよく顔を見ると、前会った金田だった。

金田が...犯人......？

金「よく覚えてたねー」

　「覚えてるも何も...。前会ったときに言ったこと、デマじゃないですか！それから彼には会えているし、俺のことを覚えていましたし」

金「へー。良かったじゃない」

それだけ？人を惑わせておいて？

俺の存在を無視したように、パソコンの前に座り、画面を黙視し始めた。

長い沈黙が流れた。

金「...ほら、見てごらん」

先に口を開いたのは、金田の方だった。

指差しているのは、１つの画面。

それを除き混むと、目を疑うような光景が通しだされていた。

　「おい...これ、どういう意味だよ......」

金「見ての通りだよ。君のせいだ」

画面に映っていたのは、駐車場で倒れているニノと相葉くんの姿だった。

ニノの手には、何枚かの紙が握られていた。