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雅「でさ...どうするの？これから」
「ふんー......」
雅「まさかのノープラン！？」
「あなたじゃあるまいし......」
雅「あー、言ったなー！言っちゃったなー！？」
相葉さんの大声を近くで聞いてしまったせいで、キーンと耳鳴りがした。
いつものことだが......うっさいなー。
んっ？
「しっ」
雅「えっ？...何々......？」
行きを潜めて、耳を済ます。
やっぱり聞こえる...。
コツコツというような足音が。
雅「誰か来てるの...？まさか、犯人...？」
「恐らくは...」
雅「えぇー......それって、マズくない...？」
「銃を所持してますからね......一旦、隠れましょう」
止まっていた軽自動車の影に隠れ、息を殺す。
見つかったら、即死だろうな...。
雅「殺されないよね......？俺、銃なんかもってないよ......？」
「えぇ...大丈夫なはずです......。翔ちゃん次第ですが......」
早くしてくださいよ、翔ちゃん。
俺ら、死にそうなんですけど？
翔『おーい、ニノー？』
ヒリヒリしたこの状況には不釣り合いな呑気な声が、俺の携帯からした。
「......簡潔に現状報告を」
翔『冷たいなー...。まぁ、いいや。犯人の部屋には、15台のパソコンが置いてある。肝心の犯人は、不在っぽい。他に、目立ったことはないなー。どう？これでいい？』
「えぇ、ご苦労様でした......。速やかに、戻ってきてく」
カチッ。
何かが、俺の後頭部に当たっている。
雅「ニノ......」
俺らしくない......ミスだ...。
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作者名：＊蒼風＊ | 作成日時：2015年3月26日 20時
