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‐SHOside‐
走りまくった結果、足がガクガクになり動けない。
息も上がり、辛い。
「はぁはぁ...っ.........」
どこいったんだよ、智くん...。
探し始めたのは朝だったのに、気がつけば昼過ぎだった。
仕事もほったらかして、走ってきてしまった。
無断欠勤。
解雇される...。
その恐怖も、沸いてきた。
「くそっ......」
足が動かないせいで、戻ることも進むこともできない。
体力が回復するまでは、時間が掛かりそうだ。
しばらくベンチで休んでいると、一人の男性に話しかけられた。
？「櫻井翔さん？ですよね？」
「えっ、はい...」
誰だ？
金髪の髪が、風でなびいている。
身長は、俺よりも少し上だろうか。
年は、20代
？「よかった。私、金田って言います」
「はぁ...」
金「占い師をやっているんですけども、占いをしている最中にあなたのお名前が出たもので」
「占い師...」
金「はい。だから、ぜひお会いしたいと思いまして」
見た目はチャラそうだが、中身は案外しっかりしている。
金「早速、占ってもよろしいですかね？」
「占う...？まぁ......」
内心急いでいるのだが、足が動かないのなら意味がない。
回復するまでの時間潰しとして、やってみてもいいか。
金「では......」
そう言って、俺の目をじっと見始めた。
なんか、変に緊張してしまう。
だが、それは5秒間の出来事。
視線を放した彼は、にこりと笑った。
それは、なぜが不気味に思えた。
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作者名：＊蒼風＊ | 作成日時：2015年3月26日 20時
