パパが嫌いだ【爆豪勝己】 (ページ23)

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そして競技が始まれば

あっという間に決勝戦までやってきた

最終決戦

1位と2位が決まる戦い

もちろん私はここまで勝ち残ってきた

私の相手は優勝候補に名前が出ていた男の子

名前は速歩瞬( はやあししゅん )

個性は瞬足

目にも見えない速さで動き回れるため捉えるのが難しい

私だけじゃなくて

どんな個性でも相性悪いんだろうな､どうしてやろうか

そんなことを思いながらステージに上がった

そして開始の合図がなれば

彼はすぐ個性で私に近づいて

見えな＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿＿＿

『ｯ"がは…!! 』

数秒の間で色んな角度から攻撃を食らう

胃液が上がってきては容赦なく吐き出され

口の中は鉄などの不味い味が広がる

「おーっとこれは！！
流石の爆豪も反撃できないかー！！？」

そんな実況が聞こえる

「悪ぃな1位は貰うぞ！！」

そう思いっきり蹴りを入れようとしてくる速歩君

あげる訳ねぇだろ

お父さんが見てるんだから

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『ぁ"ぁ"ーｯ！！』

絞り出すような叫び声

それと共に気絶した速歩君

そして

「速歩瞬場外！

勝者

爆豪A！！」

観客席は今日一の盛り上がり

急な展開で

何があったか分からないというヒーローもいただろう

簡単に説明すると

私は彼の攻撃を喰らいながらパターンを解析

手も足も出せない私に

相手は固定の攻撃しか出してこなかった

動きも見え見え

そして私が場外ギリギリに追い込まれた瞬間

私は自分の視界を個性で活性化させ

相手の動きを確実に視界に入れてから彼に攻撃

気絶した彼をそのまま場外へ投げ飛ばし私の勝利だ

自分で言うが圧勝だ