緑谷君の妹はみみっちい彼にゾッコン【爆豪勝己】 (ページ17)

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あっという間に勝己君のお家に着いて

私はもうそれそれはもう慎重に入りました。

『お､お邪魔します』

やっぱり勝己君の家は大きい広い綺麗この三点セット。

豪邸すぎんか。

「 Aちゃん！久しぶり！」

いつ見てもキラキラ美人の勝己君ママ光己さん。

美しすぎんか

『お久しぶりです』

「美人さんになったね！」

いやいやあなたには負けます…。

あははと元気よく笑う光己さんと苦笑の私。

「はよ行くぞ」

そんな私の腕を強引に引っ張っていく勝己君。

そのまま彼のお部屋に入った。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

いやこれやっぱりやばいのでは？

部屋に入った瞬間に勝己君の匂いが鼻いっぱいに。

死ぬのか？

それとも夢なのか？

なんだ？これ。

私生きてる？あれ、これってまさか

「はよ座れ」

『ぁ…うん』

勝己君の言葉にハッと現実に戻って

私はおそるおそる座らせていただいた。

今更ながら私の目の前に私服の勝己君が。

「ンだよ」

思わず勝己君に見惚れた私に

勝己君が不信そうな目を向けてくる

危ない。

私が変態だということは彼にバレてはいけないんだから(？)

『何でもない！それより勉強を…！』

私はすぐさまノートと教科書を広げた。

すると勝己君もすっかり勉強モードで

丁寧に分かりやすく教えてくれた。

別の紙にグラフを書いてくれたり色ペンを使ってくれたり。

自然と距離も近くなり勉強どころじゃたまに無くなる。

だから勝己君は馬だと思って今日を乗り切ろう。

目の前にいるのは勝己君じゃない。馬だ。勝己君じゃ

「聞いてンか？」

『ぁ…ごめん｡もう1回＿＿＿＿＿』

パッと顔を上げると勝己君と目が合った。

彼の整った顔が近くにあって

まるで時間が止まったみたいに

2人とも目を合わせたまま固まって＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿。

私は反射的に目を瞑った。

けど

「なにしてんだ」

『い"で！』

ペチンとおでこにデコピンをして

悪い顔で笑っている勝己君。

意地悪だ

私で遊んだな？

まぁ許す。そんな所も好きなので。

でもちょっと期待しちゃったんだけどなぁ

浮かれすぎ？