緑谷君の妹はみみっちい彼にゾッコン【爆豪勝己】 (ページ3)

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『もう…お兄ちゃんってば』

授業の合間の休憩時間。

私は今

2年A組であるお兄ちゃんの教室に向かってます。

私の鞄に何故かお兄ちゃんのノートがあったからです

きっと持っていかないと

お兄ちゃんが困ってしまうので急がなくては

『お兄ちゃん…！』

慌ててガラッと2年生の扉を開けると

中にいた人みんな目を丸くして私を見る。

あれ私何かついて＿＿＿＿＿＿＿＿＿？

不思議に思いつつも

椅子に座って友達に囲まれているお兄ちゃんを発見

『あ！お兄ちゃん！』

私がそう駆け寄ると周りは大きな声で

「お兄ちゃん！？」

あまりの大きい声にビクッと揺れる肩。

そんな私と周りの人を見てお兄ちゃんはアタフタとしだす

「僕の妹……です… 」

そう言って照れくさそうに言うお兄ちゃんに

またまたびっくりする先輩方

私とお兄ちゃんの顔を見るなり＂似てる＂と。

そんな中。

遠くの方で赤髪の人とこちらを見ている勝己君と目が合い

お兄ちゃんのノートなんてどうでも良くなって

机に雑に置いてしまった

『勝己君！』

勝己君の元へ駆け寄ると

ポンッと頭に手を置いてくれる勝己君。

そんなこと滅多にしないのに

思わず頬が緩む私。

それを見てまた周りの人は目を丸くさせ

「えぇー！！？」

再び大きな声。

＂爆豪どういう関係だ！？＂

＂おい緑谷あんな可愛い妹いたなら紹介しろよ！＂

ザワザワと周りが騒ぎ出す。

「 Aノートありがとう､早く戻った方がいいよ」

ザワザワした中、私にそういうお兄ちゃんに

『分かってるよ』

なんて素っ気なく返すと勝己君と目が合う

「送ったる」

そう腕を優しく引かれキュゥと胸がなる。

普段あんまりこんなことしないのに

なにこれ夢か？