【東京喰種】モノクロ狐番外編【男主】 (ページ6)

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『射的』ページ6

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捕まえた白鳩を鉄の柱に吊るし

死なないように肩や上半身に赤いリボンを巻き付け、首には細い紐

ギリギリ死なない程度に食い込ませて、暴れれば更に食い込むように細工をする

「お前の命が尽きるのが先か

白鳩が先にお前を見つけるのか

見物だな」

このままジッとしているのは詰まらない

コサメに顔を向ける

「射的ゲームしない？」

羽赫のクインケである｢アゲイン｣をチラつかせる

「賞品は御座いますか？」

「敗者が１日犬になる」

「それは魅力的ですね」

片方の腕を吊るした方向へ向ければ

腕を纏うように羽赫が現れ、１発発射されるが見事に男の頭の横へと抜けた

「お前の赫子、ホントに羽赫？」

「御恥ずかしい事に私は中距離専門です」

「んじゃ、次は俺ね」

暴れれば首に食い込む事を知った白鳩は情けない顔で俺たちを見ている

ドンッと発射されれば上半身を支えていた紐が切れた

「あ、がぁ･･･！！」

まだ死ぬほど首の紐は食い込んでいない

「お見事」

「まあね、じゃ次は１時間後」

１時間後再び訪れれば、白鳩は排尿や排便をして息絶えていた

鼻が利くコサメには辛いだろう

「可哀想に、仲間の救出は来なく

一人っきりで死んでしまうなんて」

あんなにヒントを出したのに何故、白鳩共は来なかったのだろうか

「恐れ入りますが･･･ラクさま、メールを白鳩に送りましたか？」

「･････････」

「なので、白鳩はこの事が起こっている事さえ知らないのでは･･･」

「いやー、悪い事したわ」

これを白鳩に報告しなきゃいけないのか

あぁ、面倒臭い